プルトニウム燃料第二開発室α線用空気モニタ警報の吹鳴について

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2019-01-31 日本原子力研究開発機構プルトニウム燃料技術開発センター

1.発生日時:平成 31 年 1 月 30 日(水)14:24 頃

2.発生場所:プルトニウム燃料第二開発室 粉末調整室(A-103)(管理区域内)【図1 施設配置図、図2 プルトニウム燃料第二開発室 1 階平面図】

3.状況
(1) 概要
平成 31 年 1 月 30 日 14:24 頃、プルトニウム燃料第二開発室粉末調整室(A-103) (管理区域内)において、核燃料物質を貯蔵する貯蔵容器のビニルバッグの定期交換作業の一環で、グローブボックスから貯蔵容器のバッグアウト作業(ビニルバッグを溶着することにより、密封を維持したままグローブボックスから汚染物を取り出す作業)を行っていたところ、α線用空気モニタ(αー 8)の警報が吹鳴した。α線用空気モニタの指示値から立入制限区域を設定した。
警報吹鳴後、同室の作業員 9 名(作業中半面マスク着用)は、身体サーベイ及び鼻スミヤ(鼻腔内の間接汚染検査法)を実施し、皮膚汚染及び内部被ばくはなかった。

(2) 時系列:【別添参照】

4.初期対応の状況
(1) A-103(発災場所)
・グローブボックス(D-8)よりアルミ缶をバッグアウトした後、SUS 缶をバッグアウトした。バッグアウトした SUS 缶をビニルバッグ(2重目)に収納・密封、その後、バッグアウトしたアルミ缶をビニルバッグ(2重目)に収納した。【図3α線用空気モニタ警報吹鳴時の人員配置】
・ビニルバッグで2重梱包した SUS 缶の汚染検査(スミヤ)により、汚染を検出した。
・汚染検出後まもなく、A-103 で警報吹鳴(α-8)(14:24)
・警報吹鳴時、同室作業者は全員半面マスクを着用していた。
・作業者は大きなビニール袋にバッグアウト物を収納し、速やかに当該工程室の風上に退避した。【図4α線用空気モニタ警報吹鳴後の人員配置】
・相互サーベイ及び汚染部位の簡易固定を実施した。その結果、汚染レベルがかなり高いことを放射線管理員(放管員)へ連絡した。(14:45 頃)
・放管員は、汚染拡大防止措置として、A-102 室を養生後に作業者を退避させることを判断した。(養生開始 15:00 頃~終了 15:20 頃) 【図5 作業者の退出経路】
・養生終了後、順次作業者を A-102 へ退避させた。(開始 15:20 頃~終了 15:22 頃)
・廊下に作業者退避のためのグリーンハウス設営及び補助者の装備装着を指示した(指示 15:29、グリーンハウスへの受入準備完了 (16:31 頃)

(2) A-102(隣室)
・A-102 室へ退避した作業者は、相互サーベイ及び汚染部位の固定を実施した。
・汚染レベルが高いことから、放管員は、タイベック 2 重、全面マスク等の装備で A102 室へ入室し、作業者の身体サーベイを実施した。【表 1 作業者の身体汚染状況】
・放管員は、汚染箇所のガムテープ固定を試みたが、汚染範囲が広範囲に及ぶ者についてはガムテープ固定を断念した。汚染レベルに応じて、汚染拡大防止及びカバーオール脱装時の皮膚汚染防止のため、汚染したカバーオールの上から新しいカバーオールを着装させた。
・汚染処置が終わった者から、順次、A-101 室へ移動させた。(16:22~)

(3) A-101 室(A-102 隣室)
・グリーンハウス設営完了後、カバーオールを脱がせ、下着姿となった作業員を順次、グリーンハウス又は廊下へ退避させた。
・放管員は全面マスク、タイベック2重の装備で、下着姿の作業者の身体サーベイを実施し、皮膚汚染の有無を確認した。(開始 17:50 頃~終了 19:08 頃)
・身体サーベイが終了したものから、順次、鼻スミヤを実施した。(開始 18:01~終了 19:18)

5.現在の現場の状況:
・図 6 2 重目ビニルバッグ梱包場所
・表 2 ビニルバッグ交換アイテムの履歴
・図 7 表面密度測定記録
・図 8 空気中放射性物質濃度測定記録(A-103)
・図 9 空気中放射性物質濃度測定記録(A-102)
・図 10 アルファ線用空気モニタのトレンド

6.今後の予定
・現状、汚染源と考えられるバッグアウト物がグローブボックス外にあるため、まずは、これらをグローブボックスに移動する。
・その後、工程室の汚染検査、除染、グローブボックス内でビニルバッグの詳細な観察等による原因調査を実施する。
以上

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