20206-06-11 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)
カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)は、同大学の研究者にちなんで命名された2種類の新鉱物が国際鉱物学連合(IMA)に正式認定されたと発表した。1つ目の「ヘミングウェイアイト(Hemingwayite)」は、地表下約410~660kmのマントル遷移層で形成されたと考えられるダイヤモンド中から発見された希少鉱物で、UBCの地球科学者ジョン・ヘミングウェイ教授の高圧鉱物学への貢献を記念して命名された。2つ目の「グレイファイト(Greyite)」は、バリウムを豊富に含む新鉱物で、鉱物学者クリストファー・グレイ博士の研究業績を称えて名付けられた。これらの発見は、地球深部の高圧高温環境における鉱物形成過程や元素循環の理解を深める重要な成果である。特にヘミングウェイアイトは、マントル遷移層の化学組成や物質輸送を解明する手掛かりを提供し、地球内部ダイナミクス研究に新たな知見をもたらす。今回の命名は、長年にわたり地球科学分野へ貢献してきたUBC研究者の業績が国際的に評価されたことを示している。

A diamond from the Colorado Wyoming kimberlites. Photo credit: Howard Coopersmith
<関連情報>
