越冬成立式・福島ケルン慰霊祭

2019-02-20 国立極地研究所

越冬成立式での集合写真

越冬交代式を終え、第60次夏隊・第59次越冬隊は2月11日の最終便までに昭和基地を去り、第60次越冬隊31名だけの越冬生活がスタートしました。

2月20日、風は強いものの快晴に恵まれ青空の下、第60次越冬隊の越冬成立式が執り行われました。この日をもって越冬に必要な人員・装備全てが揃い、これからの1年間お互いに助け合いながら観測、設営の作業を行っていくことが宣言されました。

式終了後、第4次越冬隊に参加して基地で亡くなった福島紳隊員を悼んで慰霊祭を行い、ご冥福をお祈りすると共に越冬生活の安全を祈願しました。

隊員一同はこれから1年間基地の維持運営を担い、安全を守り抜き、南極観測事業のさらなる発展と成功を必ず成し遂げるという強い決意を胸にした一日となりました。

隊長が当時の状況を説明。隊員も真剣に聞き入ります。

これからの越冬生活の安全と成功を祈願しました。

2019年2月20日の気象情報