原子炉からの微弱な放射性ガス拡散の動画撮像に成功~放射能拡散のオンライン可視化に成功~

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2022-05-15 京都大学

谷森達 理学研究科教授(現:名誉教授)、高田淳史 同助教らの研究グループは2017年に世界初の放射線の3成分の1つであるガンマ線の完全可視化技術を開発し、Cs汚染のガンマ線撮像を報道しました(2017年2月3日)。2022年には、銀河中心拡散ガンマ線を世界で初めて直接検出することに成功したことも国際学術誌で発表しています。また同技術の社会貢献として「放射線施設の画像線量モニタリング技術」を開発しました。廃炉工事による放射性物質飛散の初期段階での検知に利活用することを目指しています。その試験として、今回、駆動中の小型原子炉において、法令基準よりもはるかに微量な放射性ガスの流出の動画検出に成功しました。従来の定点測定では検出不可能な微弱な放射性ガスの流出を放射場所、拡散変化を動画として検出し、今まで不可能だった原子力施設の微弱な異常をオンラインイメージングで検出、AI等の判断技術と合わせ、異常初期段階での発見と対応を可能にする技術であることを実証しました。原子炉建屋外で同様な画像モニタリングが可能であり、原子炉からの放射性物質の流出を可視化し、迅速な異常の検知、迅速な対応と災害予測を実現できる可能性が出てきました。

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