2026-10-05 NASA
NASAは、航空機が「過冷却大水滴(SLD)」を含む雲を飛行する際に生じる着氷リスクの解明に向け、グレン研究センターの着氷研究トンネル(IRT)で試験を実施している。SLDは氷点下でも液体状態を保つ直径最大約2,000マイクロメートルの水滴で、航空機に衝突すると急速に凍結し、従来の防氷装置では保護されない翼などの後方部分にも着氷する可能性がある。NASAは2026年6月、新型プローブを用いて45マイクロメートル超の水滴をリアルタイム測定し、45マイクロメートル未満を測る別のプローブと組み合わせて、試験雲の水滴粒径分布全体を把握する技術を検証した。得られたデータは、SLD着氷現象の理解や航空機の設計・安全性向上に活用される。

Ice collection seen on un-heated sections of the ice drop detection probe in the test section of the IRT (Icing Research Tunnel). Drop Size Probe testing – SFD (Subsonic Flight Demonstrator) of SLD (Supercooled Large Drop) Instrumentation Test in IRT (Icing Research Tunnel) – Particle Size Distribution Entry, June 8-11, 2026
NASA/Quentin Schwinn
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