令和8年9月の地殻変動

2026-10-08 国土地理院

国土地理院は、GNSS連続観測網(GEONET)の観測データに基づき、2026年8月中旬から9月中旬までの全国の地殻変動を公表した。東北地方では、2026年4月の三陸沖地震および6月の岩手県沖地震に伴う余効変動に加え、2011年東北地方太平洋沖地震後の変動が引き続き観測された。また、7月の熊本地震後の余効変動が熊本県を中心に広い範囲で確認された。火山周辺では、硫黄島で隆起が継続しているほか、十勝岳では2026年3月末頃から基線のわずかな伸び、阿蘇山では5月頃から、桜島では5月末~6月頃から基線の伸びが観測された。一方、雌阿寒岳、霧島山、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島では顕著な地殻変動は認められず、関東・中部地方や沖縄地方でも特段の変化は報告されていない。さらに、静岡県西部から愛知県東部では、2022年初頭から通常と異なる変動が継続しており、プレート境界深部の長期的ゆっくりすべりに起因すると推定されている。本資料は、地震後の地殻変動や火山活動の監視、防災・減災に重要な基礎情報を提供する。

令和8年9月の地殻変動

<関連情報>

1702地球物理及び地球化学
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