敵か味方か?人間とAIにおける 「社会的意図」認識のギャップを解明

2026-05-28 東北大学

東北大学の研究チームは、人間とAIが他者の身体動作から「敵か味方か」という社会的意図を認識する際に、大きな認識のズレ(アライメント・ギャップ)が存在することを明らかにした。研究では、日本人と台湾人俳優によるモーションキャプチャデータを用いて、人間と深層学習モデル(ST-GCN)の認識特性を比較した。その結果、大きく力強い高エネルギー動作による敵意表現は文化を超えて共有される一方、微細な低エネルギー動作による敵意表現は同一文化圏でのみ理解されやすく、「文化的方言」のように機能することが分かった。また、AIは動作パターン自体の分類精度は高いものの、人間が社会的意図を推論する際の認知過程とは大きく異なる判断を行っていた。研究チームは、本成果が人間とAI・ロボットの安全な相互作用設計や、人間の社会認知に整合したAI開発に重要な指針を与えるとしている。

敵か味方か?人間とAIにおける 「社会的意図」認識のギャップを解明
図1. 研究概要

<関連情報>

味方か敵か? 身体化された社会的意図に対する人間の知覚とST-GCNによる解読のベンチマーク
Friend or Foe? Benchmarking Human Perception and ST-GCN Decoding of Embodied Social Intention

Miao Cheng,Zhan Dai,Victor Schneider,Kanta Ozawa,Yangyang Cai,Ken Fujiwara,Yoshifumi Kitamura,Chia-huei Tseng
Proceedings of the 20th IEEE International Conference on Automatic Face and Gesture Recognition (FG 2026)

1603情報システム・データ工学
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました