送電網の異常を検知する新型センサーを開発(Catching Silent Threats to the Power Grid)

2026-07-29 テキサス大学オースチン校(UT Austin)

米テキサス大学オースティン校の研究チームは、送電網で発生する「静かな脅威」と呼ばれる異常現象を、従来より高精度かつ高速に検出する新たな監視技術を開発した。対象となるのは、高インピーダンス故障(High-Impedance Fault:HIF)など、樹木や地面への接触によって発生するものの電流変化が小さく、従来の保護装置では検知が難しい故障である。研究では、高速センサーから取得した電気信号を高度な解析アルゴリズムで処理し、通常運転と異常状態を高い精度で識別する手法を構築した。この技術により、停電や設備損傷、山火事などの重大事故につながる異常を早期に発見し、送電網の信頼性と安全性を向上できる可能性が示された。再生可能エネルギーの大量導入や送電網の複雑化が進む中、本成果は次世代スマートグリッドにおける監視・保護技術として期待されており、電力インフラのレジリエンス強化と安定運用に貢献することが見込まれる。

送電網の異常を検知する新型センサーを開発(Catching Silent Threats to the Power Grid)
UT Austin researchers attached a sensor they developed to a power line, allowing them to measure activity along the line for miles.

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