小型実証衛星1号機 RAPIS-1 軽量太陽電池パドルTMSAPの展開成功

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2019-02-08  JAXA

平成31年1月18日に打ち上げられた「小型実証衛星1号機」(RAPIS-1)に搭載したJAXAの実証テーマ「軽量太陽電池パドル」(TMSAP)について、2月7日、TMSAP展開コマンドを送信しました。

その後、搭載している展開モニタスイッチの状態及びカメラにて撮像した画像を確認した結果、TMSAPが正常に展開していることを確認し、また、太陽電池からの発生電力についても正常であることを確認しました。
今後、ミッション終了まで太陽電池の出力をモニタしてまいります。

「軽量太陽電池パドル」(TMSAP)展開動画を、YouTubeのJAXAチャンネルにて公開しております。

展開後展開前
CMRD2撮影画像(NBFPGAを使用して圧縮)
TMSAPの展開全体が見える広い視野を確保するため魚眼レンズのカメラで、視野は円形となっています。
※この画像データは、小型実証衛星1号機(RAPIS-1)と地上局の通信確認のための試験電波により取得されたものです。

●「軽量太陽電池パドル」(TMSAP:Thin Membrane Solar Array Paddle)とは

衛星の高機能化に伴い、オール電化衛星などの大電力化のために太陽電池パネルの軽量化と高出力化が求められています。これに応えるために、JAXAは10年をかけ、従来の1/3という大幅軽量化を実現する「薄膜3接合太陽電池セルアレイシート」と出力質量比150w/kgの性能を持つ軽量太陽電池パドルの開発を行ってきました。軽量化を実現するために、薄膜3接合太陽電池セルアレイシート、フレーム型パネル、展開用ヒンジ、保持解放機構のすべての部品を新規開発しました。
今回の実証は、軽量太陽電池パドルが正常に展開完了するか、パドル展開後に正常に太陽電池からの電力が供給されるかどうかを確認することを目的としています。

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●「展開確認用モニタカメラ」(CMRD2)/日本電気株式会社の実証テーマ「革新的FPGA」(NBFPGA)も正常に作動

TMSAP展開の状況を確認するため使用した「展開確認用カメラ」(CMRD2)の画像圧縮には、日本電気株式会社(NEC)の実証テーマである「革新的FPGA」(NBFPGA)も使用されており、同カメラの動作とともにNBFPGAの動作が正常であることも確認できました。
NBFPGAについても今後、ソフトエラー評価回路動作や、NBFPGAの書き換えなどの実証を行う計画です。

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革新的衛星技術実証1号機

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