AI のために開発する人に優しく安価なロボット『Blue』

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2019/4/9 アメリカ合衆国・カリフォルニア大学バークレー校(UCB)

AI のために開発する人に優しく安価なロボット『Blue』(Meet Blue, the low-cost, human-friendly robot designed for AI)

Pieter Abbeel, David Gealy and Stephen McKinley stand behind the Blue robot

https://youtu.be/I0x_ztKg4vE

・ UCB では、AI と深層強化学習を利用して複雑なタスクを学習する、低コストで人間に優しく安全なロボット、『Blue』を開発中。AI 研究分野や一般家庭に容易に導入できる安価で安全なロボットの実現を目指す。
・ AI の進展に伴いロボットが高度化しているが、強力で頑丈な従来型ロボットが試行錯誤を通して学習する場合、周囲の人間やロボット自身に対する安全性が懸念される。同大学は、AI に最適な低コストでデリケートなロボットの設計と開発に着目する。
・ 同大学研究チームでは、外部企業が作製したロボットを使用して、ロボットの学習を試行錯誤や人間の指導により支援する深層強化学習アルゴリズムの開発を、過去 10 年間において先導してきた。
・ 『Blue』を構成するプラスチックのパーツや高性能モーターは、5,000 ドル以下で製造・組立てが可能。平均的なボディービルダーサイズの 2 本のアームは外部から加わる力に対し高感度で、安全性を考慮した丸みのあるエッジと最低限のピンチポイントを有する。
・ それらのアームは、人間が力こぶを作るように強力になったり、弛緩して柔軟になるといった交互の変化が可能。これは、工場のように組織立っていない家庭へのロボットの導入において重要な機能となる。
・ このような機能を低コストで達成するため、人間のタスクを遂行するにあたり、ロボットが必要とする動作について調査した結果、ロボットは常に一定の力や精度を維持する必要はなく、ある程度のインテリジェンスがあればより人間に近い挙動でのタスク遂行が可能であることがわかった。
・ 例えば『Blue』では、2kgの重りを一気に持ち上げた後、サーマルリミットに達すると腕を下してクールダウンする時間を要する。これは、人間が洗濯かごを持ち上げて容易に隣の部屋に運ぶことができるが、そのかごを 1 マイル(約 1.6km)運び続けるには頻繁な休憩が必要なことと同様。
・ 現在、精選した初期採用者に向け、10 本のアームを作製しながら『Blue』の耐久性について研究を進め、同大学のスピンオフ企業である Berkeley Open Arms を通じて大規模製造の課題に対処する。
URL: https://news.berkeley.edu/2019/04/09/meet-blue-the-low-cost-human-friendly-robotdesigned-for-ai/

(関連情報) Berkeley Open Arms
ウェブサイト Accelerating robotics through low-cost hardware
URL: https://www.berkeleyopenarms.org/

<NEDO海外技術情報より>

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