ワントゥーテンが開発した「CYBER WHEEL」にドコモの5Gで遠隔プレイを実現

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パラスポーツの普及・振興の推進に向けて

2019-05-29 株 式 会 社 NTTドコモ ,株式会社 ワントゥーテン

 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と株式会社ワントゥーテン(以下、1→10)は、パラスポーツのさらなる普及と振興を目的に、1→10が開発した車いすレースをVRで体験できるパラスポーツエンターテインメント「CYBER WHEEL(サイバー ウィル)」(以下、本ソリューション)にドコモの第5世代移動通信方式(以下、5G)を活用します。これにより場所を問わず臨場感の高いパラスポーツ体験を可能にします。

 2020年に向け、パラスポーツへの注目が高まる中、1→10は、車いすマラソンやレースを楽しく体験できる1人プレイ専用の本ソリューションを2017年1月に開発しました。パラ陸上のレースで使用される車いすレーサーを未来型にデザインし、ヘッドマウントディスプレイを装着して西暦2100年のTOKYOを走り抜け、最高時速60キロにもなる車いすレースの世界を再現し、トップ選手のスピードを追体験できるものです。

 一方で、パラスポーツは、他のスポーツと比べると、観戦する機会や実際に体験できる機会が少なく、興味を持ちづらい、“自分ごと化“ができないという課題感があります。そのため、より一層のパラスポーツの普及と振興のためには、パラスポーツの世界観をより身近に体験いただく機会を増やすことが必要と考え、本ソリューションの機能拡張を検討し、遠隔対戦に対応したモデルにバージョンアップすることを決定しました。これを実現するためには、大容量のVR映像をプレーヤーに遅延性を感じさせない使用感で体感できるようにすることが必要となり、ドコモの5Gを活用することとなりました。これにより、場所を問わず、多人数で臨場感の高いパラスポーツ体験を実現することができます。

 なお、本ソリューションのプロトタイプを、2019年5月29日(水)から5月31日(金)にかけて東京ビックサイトで開催される「5G Tokyo Bay Summit 2019」に体験展示いたします。

 ドコモと1→10は、パラスポーツのさらなる普及と振興のため、5Gなどの次世代テクノロジーを活用したエンターテイメントソリューションの開発を今後も推進して参ります。

 

本取り組みについて

1.「CYBER SPORTS」プロジェクトについて

 2017年に「CYBER WHEEL」、「CYBER BOCCIA(サイバーボッチャ)」を発表し、アミューズメント施設への常設や45回以上のイベントに出展。これまで述べ10,000人を超える方に体験いただく中で、これまでパラスポーツに触れることのなかった方もパラスポーツを「クールでエキサイティングなもの」と捉え、パラ選手を「すごい」と実感し応援したくなるようなきっかけ作りを実施しています。

2.5G対応「CYBER WHEEL」について

・離れた地点のプレーヤーが、パラスポーツの1つである“車いすレース競技“を同時体験

・各プレーヤーのプレイデータを用いて、クラウドサーバがプレーヤー視点VR映像を生成

・配信・伝送路に高速・低遅延性が要求される遠隔対戦で5Gを活用することで、日本各地で(屋外仮設会場、光配線困難なビル内など)、多人数での、より高い臨場感でのパラスポーツ体験を実現

※機体は、モータースポーツやパラスポーツのギア開発をてがける、株式会社RDS社の製作です。

3.株式会社ワントゥーテンについて

 最先端テクノロジーを軸にデジタル技術を駆使したプロタイプ開発や新サービスの開発、プロジェクションマッピングやAI/XRなどを活用した商業施設やイベントのデジタル演出などを行っているクリエイティブスタジオ。様々なクライアントビジネスで培ったマーケティング視点を武器としてエンターテインメント分野、日本の伝統文化と先端テクノロジーの融合によるアート活動のMixedArts(複合芸術)プロジェクト、パラスポーツとテクノロジーを組み合わせた新しいスポーツエンタテインメントのCYBER SPORTSなどを通して利用者の体験をアップデートする多くの独自プロジェクトを推進しています。https://www.1-10.com/

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