衛星雨データから見る世界の豪雨や干ばつ~「世界の雨分布統計」ウェブサイトの公開~

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2020-03-09    JAXA地球観測研究センター

JAXAでは、全球降水観測(GPM)計画の下、GPM主衛星に搭載された二周波降水レーダ(DPR)と、複数の衛星を組み合わせて作成した衛星全球降水マップ(GSMaP)により、宇宙から世界の雨を観測しています。

この度、豪雨や干ばつなどの降水変動監視のための新しいGSMaPウェブサイト「JAXA世界の雨分布統計」を公開しました(図1)。このウェブサイトでは「1日・5日・7日・10日・月」単位の積算降水量や、豪雨指数(パーセンタイル値*)、干ばつ指数(SPI値**)を表示できるため(図2)、世界の豪雨や干ばつを容易にモニタリングすることができます。2000年4月から現在までのデータが閲覧可能です。詳細はユーザガイドをご覧ください。

*パーセンタイル値…

全体を100として小さい方から数えて何番目になるのかを示す数値。値が大きいほど豪雨傾向が強くなる。例えば、「90パーセンタイル値」は「全体を100として大きい方から数えて10番目になる値」を意味する。

**SPI値…

Standardized Precipitation Indexの略で、降水量だけで計算される干ばつの指数。負の値が大きいほど干ばつ傾向が強くなる。

「世界の雨分布統計」ウェブサイトの画面イメージ(2020年2月の月降水量)

図1. 「世界の雨分布統計」ウェブサイトの画面イメージ(2020年2月の月降水量)

豪雨指標と干ばつ指数について

図2. 豪雨指標と干ばつ指数について(2020年2月の月降水量)

「JAXA世界の雨分布統計」ウェブサイトの使い方はこちら(図3)

図3. 1分でわかる!世界の雨分布統計ウェブサイトのつかいかた動画

1時間ごとのGSMaPによる降水量は、「JAXA世界の雨分布速報」ウェブサイトをご覧ください。

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