熊本大学と凸版印刷、熊本城崩落石材の位置特定作業を効率化

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2019-06-11 科学技術振興機構 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)

熊本大学大学院先端科学研究部と凸版印刷株式会社は、熊本城「石垣照合システム」を開発し、目視では解らなかった石材の正しい位置を特定。地震で崩落した約3万個に及ぶ石材の位置特定作業を効率化しました。

熊本城の飯田丸五階櫓の崩落した石材に対し、熊本大学が開発したコンピュータビジョン技術と、凸版印刷が2011年に製作したVR作品『熊本城』を制作する際に取得した、崩落前の熊本城の櫓や石垣など約4万点のデジタルアーカイブデータを融合させ開発した「石垣照合システム」を使用し、石材が崩落前にあった位置の照合をおこないました。その結果、目視による照合と比較して約9割の正解数を記録しました。また、目視では解らなかった石材の位置も発見することができました。本システムを活用することにより、石垣の位置特定作業が効率的に行えます。

この照合結果は熊本市の熊本城調査研究センターに提供され、本システムは、飯田丸五階櫓の工事に向けた石垣復旧設計に活用されます。

本テーマは、2017年10月にJST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)シーズ育成タイプに「三次元画像認識・計測技術による熊本城の石垣復旧支援技術の開発」として採択され、現在実施中です。今後も、計画されている他の石垣復旧工事に向けて「石垣照合システム」の更なる精度向上と効率化を進め、技術支援を通じた熊本城の早期復旧への貢献を目指します。

石垣照合システム画像
© Kumamoto University, Toppan Printing Co., Ltd.

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