2023-04-12 千葉大学,東京工業大学,東京大学,科学技術振興機構
千葉大学 大学院工学研究院の青木 大輔 准教授、東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の阿部 拓海 大学院生(研究当時)、大塚 英幸 教授、東京大学 大学院農学生命科学研究科の神谷 岳洋 准教授らの研究チームは、植物を原料とした高分子(プラスチック)の機能化手法を確立しました。さらに、機能化されたプラスチックをアンモニア水で分解することで得られる分解生成物には、植物の成長を促進する肥料としての効果があることも確認されました。
本研究では、使用後の廃棄プラスチックを肥料として利用できる、次世代高分子材料の設計指針を提案しています。研究成果は4月11日(現地時間)に「Polymer Chemistry」に掲載されます。
本研究は、以下の事業・研究領域・研究課題の支援を受けて行われました。
科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業 CREST
研究領域
「分解・劣化・安定化の精密材料科学」
研究総括
高原 淳(九州大学 ネガティブエミッションテクノロジー研究センター 特任教授)
研究課題名
「カーボネート結合に基づく高分子材料循環システムの構築」(課題番号JPMJCR22L1)
研究代表者
青木 大輔(千葉大学 大学院工学研究院 准教授)
<論文タイトル>
- “Plastics to Fertilizer: Guiding Principles for Functionable and Fertilizable Fully Bio-based Polycarbonates”
- DOI:10.1039/d3py00079f
<お問い合わせ先>
<研究に関すること>
青木 大輔(アオキ ダイスケ)
千葉大学 大学院工学研究院 准教授
大塚 英幸(オオツカ ヒデユキ)
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授
神谷 岳洋(カミヤ タケヒロ)
東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授
<JST事業に関すること>
安藤 裕輔(アンドウ ユウスケ)
科学技術振興機構 戦略研究推進部 グリーンイノベーショングループ
<報道担当>
千葉大学 広報室
東京工業大学 総務部 広報課
東京大学 大学院農学生命科学研究科・農学部 事務部 総務課 総務チーム 広報情報担当
科学技術振興機構 広報課