時を超えて蘇る50年前の歌声 ~スモールデータを用いたタスク混合深層学習による歌唱再現~

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2022-10-03 東京大学

情報理工学系研究科システム情報学専攻、 猿渡・小山研究室の高道慎之介助教を中心とした研究チームは、東映株式会社ツークン研究所からの受託研究で、歌手の松任谷由実氏が50年前にデビューした当時の歌声を人工再現する技術を開発しました。
今回研究グループは、1970年代から80年代にマルチトラック収録された松任谷由実氏のヴォーカルデータから声情報処理技術と機械学習技術を用いて、当時の声色と歌唱表現を忠実に再現することに成功しました。
この研究によって再現された歌声はデビュー当時のアーティスト名「荒井由実」として、松任谷由実氏の現在の歌声とデュエットし、2022年10月1日に楽曲「Call me back」(アーティスト名義:松任谷由実 with 荒井由実)のミュージックビデオとしてYouTubeで一般公開されました。

「Call me back」の動画URL
https://www.youtube.com/watch?v=oWo-TabDt8w

図1:タスク混合学習アルゴリズム(中央)では、テキスト音声合成(テキストから現代の音声を合成)や歌声変換(ある歌声を、当時の荒井由実氏の歌声に変換)など複数のタスクを扱う。またデータ編集・枝刈り法(下)ではアルゴリズムに適するように当時の音声データを編集・選択する。
図1:タスク混合学習アルゴリズム(中央)では、テキスト音声合成(テキストから現代の音声を合成)や歌声変換(ある歌声を、当時の荒井由実氏の歌声に変換)など複数のタスクを扱う。またデータ編集・枝刈り法(下)ではアルゴリズムに適するように当時の音声データを編集・選択する。

詳しい資料は≫

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