大型低温重力波望遠鏡KAGRA観測開始

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2020-02-25   国立天文台

大型低温重力波望遠鏡KAGRAのアームトンネル大型低温重力波望遠鏡KAGRAのアームトンネル(クレジット:国立天文台) オリジナルサイズ(6.6MB)


大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)が観測を開始しました。

KAGRAは、東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構、自然科学研究機構 国立天文台を共同ホスト機関とした協力体制のもと、国内外の研究機関・大学の研究者と共同で岐阜県飛騨市に建設されました。2019年秋の完成後、感度を高めるための調整、試験運転が続けられていましたが、2020年2月25日、重力波観測のための連続運転が開始されました。

KAGRAの研究代表者、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章(かじた たかあき)教授は、「2010年のKAGRAプロジェクト開始後から研究チーム一丸となった準備をしてきましたが、ようやく重力波観測を始めることができました。このプロジェクトを支援していただいた多くの方々のおかげであり、あらためてこれまでのご支援に感謝いたします。感度はまだまだですが、引き続き感度向上の努力を続けてまいります」と述べています。

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