西之島の噴火について(2月17日観測)

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2020-02-18    海上保安庁

1.噴火の状況

2月17日午後、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により、西之島の火山活動の観測を実施しました。詳細は以下のとおりです。

【調査結果】

・噴火火砕丘の中央火口から連続した噴火が認められる。薄い灰色の噴煙が最大高度約600mまで達している。噴石の飛散は火砕丘の麓までで収まっている。

・溶岩西之島北岸及び東岸から海へ流入しており、溶岩流の先端から白色の水蒸気が認められる。

・変色水2月4日に西之島の南方約5海里(約9km)で確認された変色水については、天候不良のため確認できなかった。

2.航行警報

引き続き西之島の半径1.4海里以内を警戒範囲として、付近航行船舶に注意を呼びかけています。また、2月4日に変色水が確認された西之島の南方約5海里付近についても引き続き、付近航行船舶に注意を呼びかけています。

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図1 調査結果の概略図(基図:海図W1356「西之島」令和元年5月刊行)

図2 西之島の全景。噴煙が高度約600mまで上がっている。(2月17日撮影)

図3 西之島中央火口付近。(2月17日撮影)

図4 溶岩が北岸から海へ流入。(2月17日、熱赤外線画像)

図5 西之島の位置          

出典:海洋状況表示システム

Webアドレス:https://www.msil.go.jp/msil/htm/main.html

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