平成30年度 我が国周辺水域の水産資源評価の公表について

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2019-1-24 水産庁

水産庁は、我が国周辺水域の主要な水産資源である、マサバ太平洋系群等5系群について資源評価を行い、昨年10月に公表した資源評価対象魚種・系群(48魚種79系群)とあわせ、50魚種84系群について、「平成30年度我が国周辺水域の水産資源評価」として取りまとめました。

1.我が国周辺水域の水産資源の評価について

水産庁では、水産資源の適切な保存及び管理に資するため、国立研究開発法人 水産研究・教育機構を代表とする共同実施機関(※1)への事業委託により、毎年、我が国周辺水域における主要な水産資源の資源評価を行い、結果を公表しています。
資源評価の対象となる魚種・系群(※2)は、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(平成8年法律第77号)に基づく、漁獲可能量制度(TAC制度)の対象魚種であるマイワシ、マアジ、マサバ、ゴマサバ等を含む50魚種84系群です。これらの魚種・系群の資源水準や動向等(※3)について、毎年、評価を行っており、そのうち79系群については、昨年10月に評価結果を公表済みですが、その際評価中であった5系群(マサバ太平洋系群、ゴマサバ太平洋系群、スルメイカ秋季発生系群、スルメイカ冬季発生系群、ブリ)についても資源評価が取りまとめられたことから、改めて資源評価結果を公表いたします。
資源評価の実施に際しては、「資源評価会議」を全国各地において公開で開催し、外部有識者等からご意見をいただいたほか、TAC魚種についてはパブリックコメントも実施し、広く国民の皆様からもご意見や情報を聴取しております。

※1 共同実施機関:水産研究・教育機構、都道府県水産試験研究機関、一般社団法人漁業情報サービスセンター
※2 系群:一つの魚種の中で、産卵場、産卵期、回遊経路などの生活史が同じ集団。資源変動の基本単位
※3 資源水準と動向:資源水準は、過去20年以上にわたる資源量や漁獲量等の推移から「高位・中位・低位」の3段階で区分。資源動向は、過去5年間の資源量や漁獲量等の推移から「増加・横ばい・減少」の3段階で区分。

2.資源評価結果の概要

資源評価対象魚種・系群のうち、資源水準が高位のものが14系群、中位が29系群、低位が41系群でした。
(平成29年度評価では、高位が14系群、中位が31系群、低位が39系群)
このうち、TAC魚種についてみると、高位のものが1系群、中位が12系群、低位が6系群でした(図1)。
(平成29年度評価では、高位が1系群、中位が13系群、低位が5系群)
また、資源評価の対象魚種のうち、我が国の漁業や国民生活上重要である主要魚種(※4)についてみると、高位のものが6系群、中位が18系群、低位が13系群でした(図2)。
(平成29年度評価では、高位のものが8系群、中位が16系群、低位が13系)
我が国周辺水域の水産資源は、資源水準が高位又は中位水準にあるものが約半数を占めているものの、残りの約半数は依然として低位にとどまっています。これら資源の回復に向け、的確な資源管理を今後も行っていくことが重要です。
個別の系群の評価結果につきましては、添付資料を御覧ください。

※4 主要魚種:スケトウダラ、マアジ、マイワシ、マサバ、ゴマサバ、ズワイガニ、スルメイカ、マダラ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、ベニズワイガニ、ホッケ、ブリ、マダイ及びトラフグ
これらの魚種は、次のいずれかに該当。
(1)TAC魚種
(2)漁獲量が1万トン以上で生産額が100億円以上の魚種
(3)生産額が10億円以上で国の資源管理指針に記載されている魚種

図1 我が国周辺水域の資源水準の状況及び資源水準の推移(50魚種84系群)

図1全魚種円グラフ
図1全魚種推移

図2 我が国周辺水域の資源水準の状況及び資源水準の推移(主要15魚種37系群)

図2主要魚種円グラフ
図2主要魚種推移グラフ

3.公表先

系群ごとの資源評価の概要については、以下のURLで公表しています。
http://abchan.fra.go.jp/index1.html

<添付資料>
平成30年度我が国周辺水域の水産資源評価一覧(PDF : 62KB)

お問合せ先

増殖推進部漁場資源課

担当者:船本、狹間

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