「日ロ漁業委員会第34回会議」の結果について

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2017-12-6 水産庁

平成29年11月27日(月曜日)から12月6日(水曜日)までモスクワ(ロシア連邦)で「日ロ漁業委員会第34回会議」が開催され、漁獲割当量等の操業条件について実質的に妥結しました。

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1.概要

「日ロ漁業委員会」は、1984年に発効した「日ソ地先沖合漁業協定」※に基づいて設置されているものです。毎年、翌年の日ロ双方の200海里水域における相手国漁船の漁獲割当量等の操業条件について協議しています。

※正式名称は「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合におけ る漁業の分野の相互の関係に関する協定」です。

2.開催日程及び場所

日程:平成29年11月27日(月曜日)~12月6日(水曜日)
場所:モスクワ(ロシア連邦)ロシア連邦漁業庁会議室

3.出席者

日本側:神谷 崇(こうや たかし)水産庁資源管理部長ほか、外務省、水産庁、北海道庁及び関係する漁業団体の関係者
ロシア側:サフチュクP.S. 連邦漁業庁副長官ほか、外務省、連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局等の関係者

4.協議の結果

会議では、2018年の日ロ双方の200海里における相手国漁船の操業条件について協議が行われました。協議の結果、以下の規模での操業が可能となる内容で妥結しました。

1.2018年のロシア200海里水域における日本漁船の操業条件
(相互入漁)
(1)漁獲割当量 65,000トン(前年65,135.9トン)
(2)主な魚種別の割当量
サンマ 53,020トン(前年53,020トン)
イカ 6,188.25トン(前年6,520トン)
マダラ 1,108.8トン(前年1,108.8トン)
(3)総隻数 546隻(前年546隻)
(4)協力費 7億4,980.1万円(前年7億4,965.4万円)

(有償入漁)
(1)漁獲割当量 1,062.2トン(前年1,062.2トン)
(2)総隻数 22隻(前年22隻)
(3)見返り金 4,112.2万円(前年4,132.9万円)

2.2018年の日本200海里水域におけるロシア漁船の操業条件
(相互入漁)
(1)漁獲割当量 65,000トン(前年65,135.9トン)
(2)主な魚種別の割当量
イトヒキダラ 18,000トン(前年27,800トン)
サンマ 2,000トン(前年8,650トン)
イワシ・サバ 45,000トン(前年28,685.9トン)
(3)総隻数 89隻(前年89隻)

5.参考

平成29年11月24日付けプレスリリース「日ロ漁業委員会第34回会議」の開催について
<http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/171124.html>

お問合せ先

資源管理部国際課

1400水産一般
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