2026-05-25 京都大学
原田博司教授らの研究グループは、スマートメーター向け国際無線通信規格「Wi-SUN Enhanced HAN」と、屋外ネットワーク向け規格「Wi-SUN FAN 1.1」を、単一ハードウェア上で動作可能な共通ファームウェアとして実装することに成功した。従来、宅内通信向けEnhanced HANと、配電・都市インフラ向けFANは別個のシステムとして扱われることが多く、異なるソフトウェアや機器構成が必要だった。本研究では、両規格を統合的に扱える共通ファームウェアを開発することで、機器開発や運用の効率化を実現した。これにより、スマートメーターやIoTインフラ向け無線機器の導入コスト削減、保守性向上、ネットワーク統合運用が期待される。Wi-SUNは低消費電力・高信頼メッシュ通信を特徴とし、スマートグリッドや都市インフラ監視で世界的に普及が進んでいる。今回の成果は、エネルギー管理やスマートシティ構築に向けた通信基盤高度化に貢献するものであり、異種ネットワーク統合による次世代インフラ運用の実現を後押しすると期待される。

機能構成図
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