2026-06-17 ジョージア工科大学
ジョージア工科大学の研究チームは、人間の聴覚に近い形で周囲の音を捉えられる球状マイクロフォンシステム「SpherePhones」を開発した。このシステムは球体表面に多数のマイクを配置し、あらゆる方向から到来する音波を同時に収録することで、従来よりも高精度な三次元音響情報の取得を可能にする。人間が左右の耳に届く音の違いや頭部による反射・遮蔽効果を利用して音源位置を認識する仕組みを参考に設計されており、録音後でも音源の方向や位置を詳細に解析できる。研究では、複雑な環境下でも音源の位置推定や移動追跡を高精度で実現できることが示された。また、取得した音響データを活用することで、利用者の頭の動きに応じて自然な立体音響を再現することも可能である。SpherePhonesは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)、映画・ゲーム制作、遠隔会議、ロボット、自動運転システムなど幅広い分野での応用が期待されている。特にロボットに搭載した場合、人間のように周囲の音環境を把握し、音の発生源を特定する能力の向上につながる。本研究は、空間音響技術と信号処理技術を融合した次世代音響センシング技術として注目されている。

Recent computer science graduate Mikhail Titov tests Spherephones for use in virtual reality.
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