2025-03-17 東京大学
東京大学生産技術研究所の高宮真教授らの研究グループは、パワー半導体のスイッチング損失を自動で低減するゲート駆動ICチップの適用範囲を拡大した。従来は4本足パッケージに限られていたが、今回の改良により、一般的な3本足パッケージにも適用可能となり、対応品種数が約5倍に増加。センサ回路の改良でゲート駆動電流をセンシングし、動作条件の変動にも適応。実証試験では、スイッチング損失を16%~30%低減でき、省エネルギー技術の普及と温室効果ガス削減に貢献が期待される。
図1:パワー半導体のスイッチング損失を自動低減するゲート駆動ICチップの適用範囲を拡大
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