更新履歴
- 平成30年7月25日 第2版
連絡先
- 水・土砂防災研究部門 栢原・飯塚
平成30年7月25日10時 更新情報
- 1518:2015年台風第18号、0709:2007年台風第9号、0115:2001年台風第15号、8615:1986年台風第15号
概要
7月25日現在、台風第12号が北へ移動しており、今後、本州に上陸することが予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第12号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。
2015年台風第18号
日本の南で発生した台風第18号はゆっくりした速さで北北西に進み、9日に990hPaで愛知県知多半島に上陸した。その後、石川県小松市の南南東を北北西に進んだ後、日本海に進んだ。
台風18号やその後の台風から変わった低気圧に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で関東地方では同じ地域で雨が降り続いた。
特に栃木県や茨城県では明け方や昼前にかけて非常に激しい雨が続いた地域があり記録的な大雨となった。
この台風に関連して、死者8人、重症8人、軽傷71人、全壊79棟、半壊6014棟、一途損壊410棟、床上浸水2870棟、床下浸水10059棟、非住宅被害/その他117棟の被害が生じた(消防庁)。
72時間積算雨量
2007年台風第9号
8月29日に発生した台風第9号は、発達しながら北上し7日に神奈川県小田原市付近に上陸し、その後、関東、東北地方内陸部を北北西から北に進んだ。
この台風に関連して、死者・行方不明3人、負傷者90人、全壊10棟、半壊27棟、一部破損647棟、床上浸水415棟、床下浸水1195棟の被害が生じた(消防庁)。
72時間積算雨量
2001年台風第15号
9月3日に南鳥島の南海上で発生した熱帯低気圧は、伊豆半島の東海上を北上し、神奈川県東部に上陸した。
この台風に関連して、死者・行方不明8人、負傷者48人、全壊5棟、半壊8棟、一部損壊149棟、床上浸水112棟、床下浸水726棟の被害が生じた(消防庁)。
72時間積算雨量
1986年台風第15号
9月2日に八丈島の南約230kmの海上で台風となり,その後関東地方を通過した。
この台風に関連して、全壊・流失1棟、半壊・一部破損11棟、床上浸水302棟、床下浸水1416棟の被害が生じた(気象要覧)。
72時間積算雨量
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- 平成30年7月25日 第1版
平成30年7月25日9時 更新情報
- 1518:2015年台風第18号、8514:1985年台風第14号、8210:1982年台風第10号
概要
7月25日現在、台風第12号が北へ移動しており、今後、本州に上陸することが予想されています。(http://www.jma.go.jp/jp/typh/)。
私たちが運用している「台風災害データベースシステム」*を利用して、今後予想される台風第12号の経路と類似する経路を取った過去の台風の被害や雨の分布を示します。
*台風災害データベースシステム(http://ccwd07.bosai.go.jp/DTD2/index.html
※最新の台風と類似した経路の台風情報は、http://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgiをご覧ください)。
今後の台風第12号と類似した経路を取った台風として、1980年以降では2015年台風第18号、1985年台風第14号、1982年台風第10号などがありました。
2015年台風第18号
日本の南で発生した台風第18号はゆっくりした速さで北北西に進み、9日に990hPaで愛知県知多半島に上陸した。その後、石川県小松市の南南東を北北西に進んだ後、日本海に進んだ。
台風18号やその後の台風から変わった低気圧に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で関東地方では同じ地域で雨が降り続いた。
特に栃木県や茨城県では明け方や昼前にかけて非常に激しい雨が続いた地域があり記録的な大雨となった。
この台風に関連して、死者8人、重症8人、軽傷71人、全壊79棟、半壊6014棟、一途損壊410棟、床上浸水2870棟、床下浸水10059棟、非住宅被害/その他117棟の被害が生じた(消防庁)。
72時間積算雨量
1985年台風第14号
8月26日に発生した台風第14号は、八丈島の西海上を北上して横須賀市付近に上陸して北東進を続けた。
同期間の台風第12号、13号と合わせて、死者・行方不明29人、負傷者177人、全壊・流失64棟、半壊・一部破損7579棟、床上浸水467棟、床下浸水1158棟の被害が生じた(気象要覧)。
72時間積算雨量
1982年台風第10号
8月2日に愛知県渥美半島西部に上陸し,その後本州中部を北上して朝には日本海に進み,同日15時に温帯低気圧となった。
台風の接近した7月31日には梅雨前線が関東の南海上から東方へのびて停滞していた。(参考:気象要覧第996号)
この台風に関連して、死者・行方不明95人、負傷者174人、全壊・流失254棟、半壊・一部破損5058棟、床上浸水24587棟、床下浸水89315棟の被害が生じた(気象要覧)。
72時間積算雨量
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※台風経路および雨量分布の作図には、気象庁のベストトラックデータおよびアメダスデータを利用しています。また、作図にはGMTおよびGrADSを利用しています。