NASA、次世代の熱防護シールド技術を実証(NASA Demonstrates Next-Generation Heat Shield Technologies)

20206-10-09 NASA

米国航空宇宙局(NASA)は、月や火星からの帰還、将来の惑星探査に向けた次世代熱防護技術を実証するため、小型実験カプセル12基を用いた飛行実験「KREPE-3」を実施した。実験では、国際宇宙ステーションから離脱したノースロップ・グラマン社の補給船「シグナスXL」にカプセルを搭載し、大気圏再突入時の高温環境で熱防護材料の性能を評価する。各カプセルには温度、圧力、運動、磁場、光などを測定するセンサーが搭載され、再突入時のデータを地上へ送信する。試験対象には、スペースシャトルで使用されたセラミックタイルのほか、炭素繊維とフェノール繊維を縫い合わせた柔軟で軽量な新素材「MERINO」、3Dプリント製熱シールド、展開式熱防護構造などが含まれる。また、土星の衛星タイタン探査機「ドラゴンフライ」を想定した形状の評価も行う。本研究は、実際の飛行環境で材料や構造の性能を検証し、宇宙機の軽量化、製造コストの削減、将来の有人月・火星探査の安全性向上につなげることを目指す。

NASA、次世代の熱防護シールド技術を実証(NASA Demonstrates Next-Generation Heat Shield Technologies)
Close up of an Ames-produced thermal protection system (TPS) (heat shield) for the Kentucky Re-Entry Probe Experiment (KREPE) in the Sensors & TPS Advanced Research Laboratories (STAR Labs) N242. NASA/Brandon Torres-Navarrete

<関連情報>

0200船舶・海洋一般
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました