2026-06-10 フラウンホーファー研究機構
ドイツのフラウンホーファー光電子マイクロシステム研究所(IPMS)は、半導体大手GlobalFoundriesと共同で、酸化ハフニウム(HfO₂)を利用した強誘電体RAM(FRAM)を既存の半導体量産プロセスへ統合することに成功した。
◆強誘電体メモリは、電源を切ってもデータを保持できる不揮発性と、高速動作・低消費電力を兼ね備える次世代メモリ技術として注目されている。今回の成果では、既存CMOS製造技術との高い互換性を維持しながら超高速FRAMを実現し、従来メモリに比べてデータ処理の高速化と省エネルギー化を可能にした。さらに、メモリと演算を近接させることで、AIやエッジコンピューティングで問題となるデータ転送による消費電力や遅延の低減も期待される。
◆本技術は、将来の低消費電力プロセッサや組込みシステム、AI向け計算アーキテクチャの基盤となる可能性を持つ。研究成果は、産学連携による優れた研究として「Stifterverband Science Prize Forschung im Verbund」を受賞した。

© Fraunhofer / Piotr Banczerowski
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