小型無人ボート(ASV)による海洋生態系可視化に向けた試験運用を実施 ~小型無人ボート(ASV)による魚群・水質計測に成功~

20206-06-05 北海道大学,株式会社UMIAILE

北海道大学北方生物圏フィールド科学センターと株式会社UMIAILEは、海洋生態系の可視化を目的として、小型無人ボート(ASV:Autonomous Surface Vehicle)を用いた実海域試験を北海道乙部町で実施し、リアルタイムかつ安定した海洋環境データ収集に成功した。
◆試験では全長約2メートルのASVを用い、独自の姿勢制御技術による自律航行を実現した。機体には魚群探知機と多項目水質計を搭載し、水深、水温、塩分濃度、濁度などの海洋データを取得したほか、魚群分布の観測にも成功した。近年、気候変動による海洋環境の急激な変化を把握する必要性が高まっているが、本技術により広範囲の海洋情報を低コストかつ効率的に収集できる可能性が示された。研究チームは、将来的に複数のASVを連携させた「大規模スマートセンサーネットワークシステム」の構築を目指しており、海洋環境モニタリングの高度化や漁業資源管理の効率化への応用を期待している。本成果は、自律航行技術と海洋観測技術を融合した次世代の海洋情報基盤構築に向けた重要な一歩となる。

小型無人ボート(ASV)による海洋生態系可視化に向けた試験運用を実施 ~小型無人ボート(ASV)による魚群・水質計測に成功~
北海道乙部町沿岸海域にて魚群探知機及び多項目水質計による海洋観測中のASV

<関連情報>

1404水産水域環境
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