1視線の観測のみで核融合プラズマ中のヘリウム近赤外輝線の発光分布を推定

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2022-09-26 京都大学

1視線の観測のみで核融合プラズマ中のヘリウム近赤外輝線の発光分布を推定
本研究の概要図

機械理工学専攻の茶谷智樹 修士課程学生、上野陽平 同修士課程学生(研究当時)、四竈泰一 同准教授、蓮尾昌裕 同教授、エネルギー理工学研究所 門信一郎 准教授らの研究グループは、ストークス偏光分光法と呼ばれる手法を近赤外のヘリウム原子輝線(波長1083 nm)に適用し、1視線のみで視線に沿った発光分布を求める方法を開発しました。従来、可視輝線での計測が行われていましたが、近赤外輝線を利用することで、空間分解能が向上し、また、磁場が弱い装置でも計測を行うことが可能となりました。

本成果は2022年9月23日(現地時刻)に英国の国際学術誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。

研究詳細≫

研究者情報
  • 四竈泰一
  • 蓮尾昌裕
書誌情報

タイトル
Spatially resolved measurement of helium atom emission line spectrum in scrape-off layer of Heliotron J by near-infrared Stokes spectropolarimetry(近赤外ストークス偏光分光法を用いたヘリオトロンJスクレイプオフ層におけるヘリウム原子輝線スペクトルの空間分解計測)

著者
Tomoki Chatani, Taiichi Shikama, Yohei Ueno, Shinichiro Kado, Hayato Kawazome, Takashi Minami, Ryota Matoike, Minato Murakumo, Shinji Kobayashi, Shinsuke Ohshima, Akihiro Iwata, Tetsutaro Oishi, Akihiro Ishizawa, Yuji Nakamura, Hiroyuki Okada, Shigeru Konoshima, Tohru Mizuuchi, Kazunobu Nagasaki, and Masahiro Hasuo

掲載誌
Scientific Reports

DOI
10.1038/s41598-022-19747-8

2001原子炉システムの設計及び建設
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