量子もつれ光を用いた赤外分光法で、世界最大の広帯域測定を実現~可視域の光源・検出器で広帯域赤外分光が可能に~

ad

2022-09-26 京都大学

量子もつれ光を用いた赤外分光法で、世界最大の広帯域測定を実現―可視域の光源・検出器で広帯域赤外分光が可能に―
今回実証した、広帯域での量子赤外分光のイメージ図

電子工学専攻の荒畑雅也 博士課程学生、向井佑 同研究員、田嶌俊之 同研究員、岡本亮 同准教授、竹内繁樹 同教授らの研究グループは、中赤外の波長域において、波長1.9μm~5.2μmという広い波長域に渡る量子赤外分光に世界で初めて成功しました。
今後、さまざまな物質の鑑別同定が、スマートフォンのカメラなどにも利用されているシリコン光検出器を用いた、小型で高性能な量子赤外分光装置により可能となり、医療やセキュリティ、環境モニタリングなどで活用されることが期待されます。

本成果は、2022年9月7日に米国の国際学術誌「Physical Review Applied」にオンライン掲載されました。

研究詳細≫

研究者情報
  • 岡本亮
  • 竹内繁樹
書誌情報

タイトル
Wavelength-Tunable Quantum Absorption Spectroscopy in the Broadband Midinfrared Region
(広帯域中赤外領域における波長可変量子吸収分光法)

著者
荒畑雅也、向井佑、田嶌俊之、岡本亮、竹内繁樹

掲載誌
Physical Review Applied

DOI
10.1103/PhysRevApplied.18.034015

ad

1700応用理学一般
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました