宇宙飛行士が「暗い」フリーフロー型ブラックホールを発見した可能性(Astronomers may have detected a ‘dark’ free-floating black hole)

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2022-06-10 カリフォルニア大学バークレー校(UCB)

カリフォルニア大学バークレー校の天文学者が率いるチームは、遠くの星がその星の強い重力場によってゆがんで明るくなる様子、いわゆる重力マイクロレンズを観測することで、自由に漂っているブラックホールと思われるものを世界で初めて発見したのです。
研究チームは、この見えないコンパクトな天体の質量を、太陽の1.6倍から4.4倍と推定しています。天文学者は、死んだ星の残骸がブラックホールになるには2.2太陽質量より重くなければならないと考えているため、カリフォルニア大学バークレー校の研究者は、この天体がブラックホールではなく中性子星である可能性に注意を促しています。中性子星も高密度で非常にコンパクトな天体ですが、その重力は内部の中性子圧力によって均衡を保っており、それ以上ブラックホールへの崩壊を防ぐことができます。
ブラックホールであれ中性子星であれ、この天体は、他の星と対になっていない暗い恒星の残骸 (恒星の「幽霊」) が銀河系内をさまよっているのを発見した最初の例となります。

<関連情報>

OGLE-IIIおよびOGLE-IVで観測された銀河系バルジ重力マイクロレンズ事象の再解析
A Reanalysis of Public Galactic Bulge Gravitational Microlensing Events from OGLE-III and –IV

Nathan Golovich, William Dawson, Fran Bartolić, Casey Y. Lam, Jessica R. Lu, Michael S. Medford, Michael D. Schneider, George Chapline, Edward F. Schlafly, Alex Drlica-Wagner, and Kerianne Pruett
The Astrophysical Journal  Published 2022 April 21
DOI:10.3847/1538-4365/ac5969

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