SATREPSタイプロジェクトが多数のメディアに取り上げられました
2019-10-23 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
2019年10月7日、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「東南アジア海域における海洋プラスチック汚染研究の拠点形成(研究代表者:九州大学 磯辺篤彦教授)」を紹介するメディアカンファレンスがバンコクで開催されました。
メディアカンファレンスには、共同研究機関であるチュラロンコン大学のKiat Ruxrungtham副学長やThavivongse Sriburi理事、天然資源・環境省のSophon Thongdee局長(海洋沿岸資源局)、Somchai Songprakob副局長(公害管理局)、JICAタイ事務所の竹内次長らをはじめ多数のプロジェクト関係者が参加し、多くの報道陣が集まりました。
浜辺に漂着したマイクロプラスチックの現地調査の様子は日本・タイ両国で大きく取り上げられ、海洋プラスチック問題に取り組む本プロジェクトへの関心と期待の高さがうかがえます。
本プロジェクトは、海洋プラスチック汚染に関する調査・研究拠点をタイに構築し、海洋プラスチックごみ軽減のための行動計画をタイ政府に提案することを目的としています。来春から本格的に研究を開始し、タイ国内においてプラスチックごみの発生量解析や現存量調査、環境影響評価、そして将来予測を集中的に行い、その結果を踏まえた行動計画が策定される予定です。
調査・研究拠点は、SATREPS終了後も持続的なごみ削減のための行動計画の強化・更新を行う上で科学的根拠を与える司令塔となることが期待されており、タイにおける取り組みや社会実装をもとにASEAN域内にロールモデルを波及させ、域内での海洋プラスチックごみの削減に寄与することも目指しています。
プロジェクトの詳細