セレモニーに参加する金井宇宙飛行士らISS第54次長期滞在クルー
(出典:JAXA/NASA)
2月26日から3月4日の金井宇宙飛行士は、沸騰・二相流体ループを用いた気液界面形成と熱伝達特性(Two-Phase Flow)など、「きぼう」日本実験棟での実験に関する作業や、「きぼう」エアロックに関する作業、ドラゴン補給船運用14号機(SpX-14)の到着に向けた物品の整理などを行いました。
2月27日、ソユーズ宇宙船(52S)の帰還に先立ち、金井宇宙飛行士らクルー6人が集まり、ISSの指揮権を移譲するセレモニーが行われました。第54次長期滞在の船長(コマンダー)を務めたアレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士から、第55次長期滞在の船長となるアントン・シュカプレロフ宇宙飛行士にISSの指揮権が移譲され、これにより第54次長期滞在が終了し、第55次長期滞在が始まりました。
2月28日、ミシュルキン宇宙飛行士ら第54次長期滞在クルー3人は、ソユーズ宇宙船(52S)に搭乗してISSを離れ、地上に帰還しました。金井宇宙飛行士ら第55次長期滞在クルーは、次のクルーが到着するまでしばらくの間3人で過ごすこととなります。
今週の「きぼう」
- 沸騰・二相流体ループを用いた気液界面形成と熱伝達特性(Two-Phase Flow)関連作業
- 「きぼう」エアロック関連作業
- 「きぼう」船内実験室の窓の定期点検
- システムメンテナンス
今週のISS
【システム関連作業】
- SpX-14の到着に向けた物品整理
*断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。