霧島山周辺のGNSS連続観測結果について

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2018/03/08 国土地理院

概要

霧島山周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果、霧島山の山体を囲む3つの電子基準点「えびの」、「牧園」、「都城2」の間のそれぞれの距離は、2018年3月6日の新燃岳の噴火以降、縮む傾向が見られています。「えびの」-「牧園」基線では、3月6日から3月8日12時までの間で、縮みの量が約2cmに達しています。

なお、この変動は気象等によるノイズの可能性もあります。また、本解析結果は今後の精査によって変更になることがあります。

電子基準点による地殻変動の監視を今後も注意深く続けていきます。

基線図

霧島山GNSS連続観測基線図

基線変化グラフ

基線変化グラフ1

ベクトル図

ベクトル図

地殻変動グラフを見る際の注意点

地殻変動の情報を迅速に提供するため、GNSS観測から2日後及び6時間後に公開される暫定的な衛星軌道情報を用いて解析することで得られる結果(R3:速報解、Q3:迅速解)も表示しています。このR3、Q3は、最終的な解析(F3:最終解、精密な衛星軌道情報を利用)によって得られる結果よりもばらつきが大きく、大きな外れ値が発生することがあります(GNSS測位の誤差に関するページ)。こうしたことから、プロット1点ごとではなく、全体のプロットから地殻変動の傾向を捉えることができるグラフとなっています。解析結果は、今後の精査によって変わることがあります。

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省国土地理院
測地観測センター       火山情報活用推進官  川元 智司
地殻監視課長  丸山 一司

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