革新的な発光体材料の開発と高線量下での放射線計測への応用
2020-07-03 京都大学
田中浩基 複合原子力科学研究所准教授、黒澤俊介 東北大学准教授(兼・山形大学客員准教授)、小玉翔平 同博士課程学生、林真照 三菱電機株式会社グループマネージャー、東哲史 同主席研究員、笹野理 同研究員らの研究グループは、20mの光ファイバーと新規発光体を用いて、空間線量1kSv/h程度までの超高線量の幅広い線量領域で、リアルタイムに線量の測定が可能であることを初めて示しました。これにより廃炉作業の加速化が期待できます。
本研究成果は、2020年3月16日に、国際学術誌「Applied Physics Express」に掲載されました。
図:分離型での赤色発光シンチレータを利用するメリットの概念図