2026-03-26 運輸安全委員会
本件は、個人所有のシェンプ・ヒルト式アーカスM型(JA11AM)が令和3年10月12日、美瑛滑空場を離陸直後の左旋回上昇中に墜落した事故である。搭乗していた操縦士2名はいずれも死亡し、機体は大破したが火災は発生しなかった。事故原因は、エンジン出力の低下が発生したにもかかわらず機首を下げて速度を確保する操作が行われず、旋回を継続したことで速度が急減し、失速からスピンに陥ったことにあると推定される。結果として回復操作が間に合わず墜落に至った。
 個人 シェンプ・ヒルトアーカスM(動力滑空機、複座)の事故[墜落](北海道上川郡美瑛町、令和3年10月12日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2026/03/スクリーンショット-2026-03-26-170921-500x173.png)
<関連情報>
- https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=2302
- https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-acci/AA2026-3-1-JA11AM.pdf
概要
個人所属シェンプ・ヒルト式アーカスM型JA11AMは、令和3年10月12日(火)、北海道上川郡美瑛町にある美瑛滑空場から離陸した直後の旋回中に墜落した。
同機には、2名の操縦士が搭乗しており、2名とも死亡した。
同機は大破したが、火災は発生しなかった。
原因
本事故は、エンジン格納式動力滑空機である同機が、エンジンを使用して発航後の左旋回上昇中にエンジンの出力が低下し、その後も機首が下がることなく旋回が続いていたため、速度が急激に低下して失速してスピンに入り、回復操作が間に合わず墜落したものと考えられる。


 全日本ボーイング787-9の事故[機体の動揺による人の負傷](中部国際空港の南南東約100km、高度約8,500m、令和6年2月1日発生)](https://tiisys.com/wp-content/uploads/2026/03/スクリーンショット-2026-03-26-171434-500x152.png)