マウナケア上空に出現した渦巻

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2023-02-01 国立天文台

2023年1月18日未明(ハワイ時)、すばる望遠鏡に設置された「星空ライブカメラ」が、上空に出現した渦巻を捉えました。スペースX(エックス)社が打ち上げた、人工衛星の軌道投入と関連した現象だと考えられます。

動画:2023年1月18日、マウナケア上空に出現した渦巻を星空ライブカメラが捉えました。動画は、すばる望遠鏡 YouTube サブチャンネル 管理人_SubaruTel_StarCamAdmin(@subarutel_starcamadmin)で視聴できます。(クレジット:国立天文台・朝日新聞社)


国立天文台と朝日新聞社は共同で、すばる望遠鏡の山頂施設に超高感度カメラを設置し、マウナケア山頂付近のリアルタイム映像を 365日24時間、YouTube で配信しています。
動画を配信している朝日新聞宇宙部の YouTube チャンネルでは、昼は標高約 4200 メートルの絶景、夜は流れ星や天の川をどなたでも見ることができます。2023年1月18日未明に出現した渦巻は、熱心な視聴者が発見しました。YouTube のチャット欄やソーシャルメディアでその正体が議論され、この渦巻は同日にスペースX社が打ち上げた人工衛星の、軌道投入に関連した現象である可能性が高いことが判明しました。
この渦巻は肉眼で見られるくらいの明るさだったと考えられますが、超高感度カメラにより、鮮明に捉えられました。さらに、天文観測に適したマウナケアの暗い夜空のおかげで、渦巻の構造を詳細に捉えることができたと言えるでしょう。
星空ライブカメラが、マウナケア上空でこのような渦巻を捉えたのは今回が2回目です。2022年4月17日(ハワイ時)に捉えられた最初の渦巻も、同 YouTube チャンネルで視聴できます。

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