1701物理及び化学

1700応用理学一般

超高速の分子振動の高精度観測に成功~原子レベルの時空間分解能で分子動画を作成~

X線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAを使い、光を吸収した金属錯体分子の核波束振動を原子レベルの高い時間・空間分解能で追跡に成功した。光反応中の分子の動きの理解する「分子動画」を実現し、光反応機構の解明に貢献が期待される。
0403電子応用

ナノ磁気渦形成の定説を覆す物質の開発に成功

これまでの定説を覆す微小な磁気渦(磁気スキルミオン)を形成する新たな磁性材料の開発に成功した。次世代の情報記憶媒体への応用も期待されるスキルミオン材料の設計指針を大きく刷新し、高集積化・高検出感度化を可能にするデバイスへの応用に期待。
0110情報・精密機器

ナノ結晶から水素結合を可視化~低分子医薬品の開発促進や品質向上に期待~

100ナノメートルから1マイクロメートルの大きさの微結晶を、低分子有機化合物の水素原子の位置も含めた結晶構造を詳細に観測する手法を開発した。
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0403電子応用

日蘭共同開発の新型超伝導受信機DESHIMAが拓く、電波天文学の新航路

2019-08-06  国立天文台 アステ望遠鏡に搭載されたDESHIMA(左の円筒形のものが、DESHIMAが入った真空冷凍容器)と開発チーム。(Credit: Robert Huiting(オランダ宇宙研究所)) オリジナルサイズ(23...
1701物理及び化学

光の屈折の新現象を発見~往路と帰路で光の経路にずれ~

2019-08-02  東京大学 発表者 有馬 孝尚(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授) 豊田 新悟(研究当時:東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 大学院生 現:理化学研究所創発物性科学研究センター 基礎科学特別...
0110情報・精密機器

空間分解能1ナノメートルの共鳴ラマン分光を実現

低温探針増強ラマン分光(TERS)装置によって鋭い金属の針先に発生するナノスケールの光(局在表面プラズモン(LSP))を使った顕微振動分光を行い、およそ1ナノメートル(nm)の空間分解能で共鳴ラマンスペクトルを取得することに成功した。
1700応用理学一般

無限時間経過後の量子状態を表すニューラルネットワークの構築に成功量子物理学のさらなる理解を加速

2019-07-26 東京大学 無限時間経過後の量子状態を表すニューラルネットワークのイメージ図 ニューラルネットワークに対応する状態の「寿命」が最大化されるように最適化すると、外部環境とエネルギーを交換する状況にて、無限時間経過後に達成さ...
1701物理及び化学

一般相対性理論の「検証」にすばる望遠鏡が貢献

すばる望遠鏡に搭載された赤外線カメラ IRCS が、銀河系の中心部にある星 S0-2 の動きの精密な観測を行い、超大質量ブラックホールの周りにおける一般相対性理論の「検証」に貢献した。
1701物理及び化学

光電子を通じた電子の軌道混成状態の観測~物質中の電子の広がりを可視化~

直線偏光制御した硬X線を用いた内殻光電子分光により、局在性の弱いイッテルビウム(Yb)化合物における4f電子の電子軌道波動関数を決定した。
1701物理及び化学

星の生産現場はとても希少

2019-07-24 国立天文台 FUGINプロジェクトで得られたガス雲の分布。低密度ガス雲(左)に比べて、高密度ガス雲(右)はごく一部でのみ検出されていることが分かる。(Credit:NAOJ) オリジナルサイズ(1.7MB) 銀河の中に...
1701物理及び化学

宇宙への大気流出がより起こりやすい磁気嵐のタイプを大型レーダーで発見

2019-07-23  国立極地研究所,東京大学 ,京都大学 太陽から放出された大量のプラズマが地球に到達すると、極域(南極域と北極域)でオーロラが爆発的に光る「オーロラ爆発」や、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」といった現象が起こることがありま...
0502有機化学製品

分子性物質の超伝導発現機構を理論的に解明

有機超伝導体の一つκ型分子性物質の超伝導発現機構を理論的に明らかにした。電子数を増やすと、銅酸化物高温超伝導体と同じタイプの超伝導が現れ、電子数を減らすと、幾何学的フラストレーション効果により、三角格子に特有な新奇な超伝導が現れる。
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