1701物理及び化学

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太陽系の近くに低日射の小型系外惑星を発見

TESS宇宙望遠鏡と地上望遠鏡の連携により、太陽系の近傍に地球の1.7倍の大きさを持つ惑星「TOI-2285b」を発見した。惑星は比較的弱い日射を主星から受けており、惑星の組成によっては惑星表面に液体の水が存在する可能性もある。
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eQ受信機ファーストライト受信に成功

30~50 GHzの偏光観測が可能な高感度・広帯域eQ 受信機を新たに開発し、2021年11月25日に 野辺山宇宙電波観測所45m鏡へ搭載、天体からの輝線を検出する事に成功しました。
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銀河系の果てに多様な有機分子を発見!~アルマ望遠鏡が捉えた銀河系最外縁部の赤ちゃん星~

アルマ望遠鏡による観測から、天の川銀河(銀河系)の最も外側の領域にこれまで知られていなかった原始星(赤ちゃん星)が発見されました。さらにこの星を、水や複雑な有機分子を含む化学的に豊かな分子ガスが取り巻いていることも明らかになりました。
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国立天文台が撮影した2021年11月19日の部分月食

2021年11月19日、最大食分が0.978という「ほぼ皆既」の部分月食が起こりました。国立天文台天文情報センターは、東京都にある三鷹キャンパスで部分月食のライブ配信と撮影を行いました。当夜の東京地方の天候は曇りがちで、月は雲の隙間からときおり姿を現すような状況でしたが、ライブ配信と撮影を完遂することができました。
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量子論で解く、ブラックホールでのガンマ線渦生成

ブラックホールのジェットや、中性子星の表面など、強い磁場を持つ天体における電子のシンクロトロン放射で、ガンマ線渦と呼ばれる渦状の形状を持つガンマ線が主に放射されていることを量子力学理論の計算によって明らかにしました。
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アルマ望遠鏡、124億年前の星形成銀河にフッ素を検出

アルマ望遠鏡を用いて遠方にある銀河NGP-190387を観測し、この銀河に含まれる大きなガス雲の中から、フッ化水素が放つ電波を検出しました。124億年前の宇宙の様子を見せてくれています。星は寿命が尽きると中心部で形成された元素を放出すること、この銀河が宇宙誕生後14億年という早い時代にあったものであることを考え合わせると、フッ素を生み出した星の寿命が短かったことを意味しています。
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原始惑星系円盤のリング構造が惑星形成の歴史を残している可能性を示唆

スーパーコンピュータ「アテルイII」のシミュレーションから、原始惑星系円盤に見られる塵(ちり)のリング状構造が、惑星の存在だけではなく、惑星が移動した足跡でもある可能性が明らかになりました。これまでの原始惑星系円盤の観測結果に、新たな視点を与える研究成果です。
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人工ニューラルネットワークで明らかになった高温超伝導の隠れた起源

光電子分光データから人工ニューラルネットワーク(ANN)を活用して『自己エネルギー』と呼ばれる物理量を取り出す手法を開発し、高温超伝導解明の鍵となる引力の痕跡を発見しました。
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J-PARCハドロン実験施設で奇妙な粒子と陽子の散乱現象を精密に測定

大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン実験施設で、ハイペロンの一種であるシグマ粒子を大量に生成し、そのシグマ粒子と陽子の散乱の角度分布を高精度で測定することに世界で初めて成功しました。
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アルマ望遠鏡、130億年前の銀河に水分子を発見、銀河SPT0311-58を観測し一酸化炭素分子と水分子が放つ電波を検出。

アルマ望遠鏡の観測により、宇宙初期の巨大な銀河から水が検出されました。イリノイ大学のシュワーニ・ジャルギュラ氏らの研究チームは、約130億年前の時代にある銀河SPT0311-58を観測し、一酸化炭素分子と水分子が放つ電波を検出しました。
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一般相対性理論におけるエネルギー概念の革新~ブラックホールの新しい描像と新しい保存量~

重力の量子論を研究する過程で一般座標不変なエネルギーの定義を発見しました。この定義をシュワルツシルトブラックホールに適用することで、ブラックホールは特異点に物質が凝縮した超高密度天体である、ということが分かりました。さらにこの定義を自然に拡張することで、よく知られた対称性から導かれる保存量とは異なる保存量が宇宙のような全体からなる系に存在することを発見しました。
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アルマ望遠鏡、銀河が星の材料を失うメカニズムに迫る

アルマ望遠鏡を使っておとめ座銀河団を観測し、銀河団内の星の材料の高解像度調査を完了しました。この研究の主目的は、宇宙物理学の長年の謎である「何が銀河の星形成活動を停止させるのか」という問題に取り組むことです。本研究は、宇宙の極限環境が銀河に深刻な影響を与えていることを示す、これまででもっとも明確な証拠となるものです。
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