プリンターで創る高屈折率・無反射なスーパー材料 ~未来の情報通信や熱マネジメントに向けて~

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2021-04-30 東京農工大学,科学技術振興機構

東京農工大学 朝田 晴美 氏(博士課程1年、日本学術振興会 特別研究員)、遠藤 孝太 氏(2021年3月修士課程修了)、鈴木 健仁 准教授(工学研究院)は、テラヘルツ電磁波で動作する高屈折率・無反射な新材料を実現しました。本研究グループが独自に開発した人工構造材料(メタサーフェス)の特許技術(日本特許第6596748号, 米国特許第10686255号, 他)を応用し、電波法で電波として定義される最上限の3テラヘルツの周波数で実現しました。高屈折率・無反射なメタサーフェスの作製には、スーパーインクジェットプリンター(株式会社SIJテクノロジ)と呼ばれる微細な構造を描ける印刷技術を用いました。高屈折率・無反射なメタサーフェスは、電磁波を自在に操る平面で極薄なレンズに応用でき、6G(Beyond 5G)以降も見据えた未来の情報通信機器での展開が期待されます。また、高屈折率・無反射なメタサーフェスをさらに数10テラヘルツ以上まで高周波化できれば、製鋼スラブなどから排出される熱放射を特定方向に集中させるなど熱マネジメントへの応用も期待されます。本研究成果は、2021年4月29日(米国東部時間)に米国光学会「Optics Express」に掲載されました。

本研究の一部は科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業 さきがけ「熱輸送のスペクトル学的理解と機能的制御」(研究総括:花村 克悟)における研究課題「極限屈折率材料の深化と熱輻射アクティブ制御デバイスの開拓」(JPMJPR18I5)、文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)(18K04970)、稲盛財団、加藤科学振興会、池谷科学技術振興財団、東電記念財団、GMOインターネット財団、野口研究所の支援により行われました。

詳しい資料は≫

<お問い合わせ先>

<研究に関すること>
鈴木 健仁(スズキ タケヒト)
東京農工大学 大学院工学研究院 先端電気電子部門 准教授

<JSTの事業に関すること>
嶋林 ゆう子(シマバヤシ ユウコ)
科学技術振興機構 戦略研究推進部 グリーンイノベーショングループ

<報道担当>
科学技術振興機構 広報課

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