2021-04-22

1702地球物理及び地球化学

隕石中に閉じ込められたCO2に富む液体の水を世界で初めて発見

X線ナノCTおよび低温下での透過型電子顕微鏡を用いた分析により、炭素質コンドライトと呼ばれる隕石(サッターズミル隕石:Sutter's Mill)の鉱物の中に、鉱物中に閉じ込められた二酸化炭素(CO2)に富む液体の水(CO2に富む流体包有物)を世界で初めて発見した。この流体包有物は太陽系形成時のCO2を含む氷に由来すると考えられる。
1902環境測定

我が国における金属由来の粒子酸化能の大気中濃度について、初めて予測に成功、発生源別の寄与率を評価

金属由来の粒子酸化能の大気中濃度について、試薬実験と野外観測の結果を元にした数値シミュレーションで初めて予測に成功し、その発生源別の寄与率を評価した。
1701物理及び化学

大質量星の超新星エンジンをX線観測で解明

チャンドラ衛星によるX線観測から、超新星残骸カシオペア座A」は「ニュートリノ加熱」が引き金となって爆発した重力崩壊型超新星の名残であるという観測的証拠を掴かんだ。
0104動力エネルギー

24時間耐久レース参戦車両の水素エンジンに、燃料として低炭素水素を提供

富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催される「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第3戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に、トヨタ自動車(株)が新たに開発し、レーシングチーム「ORC ROOKIE Racing」の参戦車両に搭載する水素エンジンの燃料の一部として、FH2Rで製造した低炭素水素を提供する予定。
0403電子応用

酸化反応により自然に組み上がる分子の集合体~導電性高分子の電子輸送に有利な共結晶を実現~

強力な酸化力を有するラジカル塩ドーパントを高分子半導体に作用させると、両者からなる共結晶構造が自発的に形成されることを発見し、従来よりも高い結晶性と伝導特性を有する導電性高分子の開発に成功した。
1700応用理学一般

超広視野多天体分光器 PFS の光ファイバーと分光器で夜空の観測に成功

すばる望遠鏡に搭載される超広視野多天体分光器 PFS (Prime Focus Spectrograph) の一部であるファイバーケーブルユニットと分光器を用いた試験観測が 2021年2月に実施され、夜空のスペクトルを取得することに成功した
1702地球物理及び地球化学

すばる望遠鏡からの星空ライブカメラがはじまる

「すばる望遠鏡からの星空ライブカメラ」がスタートした。ハワイ島マウナケアのすばる望遠鏡に高感度ライブカメラを設置し、まずは試験運用という形で 24時間ライブストリーミング配信を行っている。
1701物理及び化学

129億年前から銀河は回転していた

アルマ望遠鏡を使った観測で、ビッグバン後9億年の宇宙に、天の川銀河のわずか100分の1の質量という小さな銀河が発見され、さらにこの銀河が回転によって支えられていることが分かった。この小さな銀河よりも手前にある銀河団の重力によって光が増幅される「重力レンズ効果」を活用した画期的な成果。
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