2021-04-05

天然ガスのメタンを室温下でメタノールに転換する技術を開発 0503燃料及び潤滑油

天然ガスのメタンを室温下でメタノールに転換する技術を開発

天然ガスを室温下でメタノールに転換する技術を開発。大量の熱と圧力を要するメタノール製造の最初のステップである、メタンガスの炭素と水素の結合の切断に効果的な触媒材料(チタンと銅)を特定。同結合の切断に必要なエネルギーを低減し、反応温度が産業プロセスの 200℃超から約 20℃に低下。
よりサステナブルなプラスチックリサイクル技術(More sustainable recycling of plastics) 0504高分子製品

よりサステナブルなプラスチックリサイクル技術(More sustainable recycling of plastics)

ポリエチレンのようなプラスチックのよりサステナブルなケミカルリサイクル技術を開発。必要な温度が僅か約 120℃とエネルギー効率性が高く、出発原料の約 96%の回収が可能。分子レベルでの「破壊点」を利用してポリマーの長鎖をより小さな構成要素に分解する。
セント・ジョーンズズ・ワートの花がグリーンな触媒を提供 0502有機化学製品

セント・ジョーンズズ・ワートの花がグリーンな触媒を提供

薬用植物であるセント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)のドライフラワーから抽出したヒペリシンが、光化学反応の活性触媒として利用できることを発見。
バクテリアがより強靱な防具、車輌や航空機の原料に? 0505化学装置及び設備

バクテリアがより強靱な防具、車輌や航空機の原料に?

生きた細菌を利用した、強靱、高耐久性で自己成長するバイオニックな工業材料を作製する技術を開発。酵素のウレアーゼを分泌する S. パステウリを利用。
プラスチック産業に大変革をもたらす可能性を示すシアノバクテリア 0504高分子製品

プラスチック産業に大変革をもたらす可能性を示すシアノバクテリア

シネコシスティス属のシアノバクテリア(藍色細菌)の物質代謝を改良し、産業利用に適した量の天然のプラスチックを生産させることに初めて成功。
ウェアラブルな人工筋肉を作動させるクレジットカードサイズのソフトポンプ 0110情報・精密機器

ウェアラブルな人工筋肉を作動させるクレジットカードサイズのソフトポンプ

ソフトロボティクスに向けた低コスト、フレキシブル、軽量な電空ポンプによるパワーシステムを開発。クレジットカードほどのサイズで空気式人工筋肉に電力を供給する。身体的な障害や加齢に伴う筋肉変性を支援するウェアラブルな補助装置の実現の可能性が期待できる。
動かさなくても焦点を変える新しい「メタレンズ」 0110情報・精密機器

動かさなくても焦点を変える新しい「メタレンズ」

位置や形状を変えずに多様な深度に焦点を調整できる、収差フリーの結像プラットフォームの「メタレンズ」を開発。 嵩張る機械部品を不要とし、異なる深度の配置で重なり合う物体の結像が可能な新レンズは、ドローン用のヒートスコープ、携帯電話用の赤外線カメラや暗視ゴーグル等の俊敏に動く小型の光学デバイスに利用できる。
最も微細なマイクロチップを作るグラフェンの「ナノ折り紙」 0403電子応用

最も微細なマイクロチップを作るグラフェンの「ナノ折り紙」

グラフェンや二硫化モリブデン等の 2D 材料構造に導入した「ナノ折り紙」の欠陥による、マイクロチップ製造の可能性を発見。グラフェン構造内に機械的なひずみを導入することで、トランジスタのような挙動を呈するナノ材料を作製し、従来の約 100 倍小型のマイクロチップとして利用できる可能性を確認した。
ウェアラブルなオールインワン健康モニターの実現を促進する新スキンパッチ 0403電子応用

ウェアラブルなオールインワン健康モニターの実現を促進する新スキンパッチ

首に貼り付けるだけで血圧と心拍数をモニタリングしながらグルコース、乳酸、アルコールのレベルを測定する、伸縮性のソフトなパッチ型ウェアラブルデバイスを開発。
簡便な製造方法で油と水を結合させたナノ粒子ゲル 0500化学一般

簡便な製造方法で油と水を結合させたナノ粒子ゲル

開発したナノ粒子ゲル、「SeedGel(solvent segregation driven gel)」は、様々な産業用途が期待できる優れた特性を備え、電池、浄水フィルターや色調を変えるスマートウインドウ等に利用できる。水、油と二酸化ケイ素のナノ粒子から成る「SeedGel」は、従来よりも容易に製造できるため、商業化の可能性が見込める。
マンニッヒ反応における40 年来の問題を解決~アミドやエステルを原料として直接用いる触媒的不斉マンニッヒ反応を開発~ 0502有機化学製品

マンニッヒ反応における40 年来の問題を解決~アミドやエステルを原料として直接用いる触媒的不斉マンニッヒ反応を開発~

医薬品原料である光学活性β―アミノ酸誘導体を合成できる触媒的不斉マンニッヒ反応において新たな高活性触媒系を開発し、有機合成化学において40年来の懸案であった、反応性の非常に乏しいアミドやエステルを予め活性化することなくそのまま原料として用いる反応を実現した。
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