光洋と富士通、生体認証を使った日本初の一般向けレジなし店舗の実証実験を開始

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レジレスソリューションとマルチ生体認証を活用し、感染症対策と顧客満足度向上を実現

2021-01-14 株式会社光洋ショップ‐プラス,富士通株式会社

株式会社光洋ショップ‐プラス(注1)(以下、光洋)と富士通株式会社(注2)(以下、富士通)は、光洋が運営するコンビニエンスストア「グリーンリーブスプラス横浜テクノタワーホテル店」(所在地:神奈川県横浜市)にて、一般のお客様に向けては日本初となる、生体認証技術による本人確認を行うレジなし店舗の実証実験を2021年1月15日から行います。なお、光洋は、2021年4月1日から同店舗での本運用(注3)を開始する予定です。

今回、富士通は光洋向けにレジレスソリューションZippin(注4)とマルチ生体認証(5)を活用したレジレスシステムを構築しました。光洋は本システムを活用することで、支払い時における購入者と店員との接触防止による新型コロナウイルス感染症対策への効果、レジなし店舗において品揃えの最適化やレジ待ちストレスの解消による顧客満足度の高い購買空間の提供について検証します。

今後、光洋は全国の病院・施設内のコンビニエンスストアやレストラン、カフェの運営ノウハウを活かし、レジなし店舗とのシナジー効果が見込めるユニークな複合店舗の開発を目指します。2024年までの3年間で、病院職員向け店舗およびマイクロマーケット(注6)などで、高い売り場効率が期待できる店舗を中心に30店舗以上へのレジレスシステムの導入を計画しています。富士通は、光洋の病院向けレジなし店舗展開に向けて、技術と運用の両面から幅広く支援し、レジなし店舗という新しい購買体験の実用化に貢献していきます。

背景

光洋では、500を超える病院内でコンビニエンスストア・レストランなどを運営しており、病院や施設の来院患者様と医療従事者様へ貢献し続けるというミッションのもと、お客様の「便利さ・快適さ・楽しさ」を目指した店舗形態の開発に取り組んできました。加えて昨今では、新型コロナウイルス感染症の拡大により非対面や非接触へのニーズが高まっており、購入者と店員双方の安全性確保が課題となっています。

この課題解決のため、光洋はこのたび、富士通のレジレスシステムを活用し、店舗における新しい顧客体験の有効性を実証実験で検証し、2021年4月より同店舗で本運用を開始するとともに、2024年までに順次導入店舗を30店舗まで拡大する予定です。

レジレスシステムの概要

来店客は事前にスマートフォンアプリ「GreenLeaves+アプリ」をダウンロードしクレジットカードの情報を登録した後、アプリに表示されたQRコードで入店します。入店後は、店内に設置されたカメラや重量センサーなどのIoTとクラウド上のAIを組み合わせることにより来店客の動きや購入商品を判別します。来店客はそのまま退店することで自動的に決済が完了し、スマートフォンに送られる電子レシートで購入履歴を確認できます。

さらに、手のひら静脈と顔情報のみで本人を特定できるマルチ生体認証技術を活用し、手のひら静脈と顔の情報をスマートフォンアプリと紐づけて事前に登録することで、スマートフォンを使用することなく手ぶらでの入店が可能になります。

光洋と富士通、生体認証を使った日本初の一般向けレジなし店舗の実証実験を開始
実施店舗「グリーンリーブスプラス横浜テクノタワーホテル店」
商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈
注1
株式会社光洋ショップ‐プラス:
本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 高木 孝昌。
注2
富士通株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長 時田隆仁。
注3
同店舗での本運用:
レジレスソリューションの本運用を開始する2021年4月1日以降も、マルチ生体認証は実証実験を継続。マルチ生体認証の本運用については2021年12月までの導入を目指す。
注4
Zippin:
2014年創立の米国発スタートアップ企業であるVcognition Technologies, Inc.(本社 米国カリフォルニア州、CEO Krishna Motukuri)の呼称であり、レジレスソリューション名。
注5
マルチ生体認証:
手のひら静脈と顔情報のみで本人を特定し、非接触で認証できる株式会社富士通研究所(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 原 裕貴)が開発した生体認証技術。
注6
マイクロマーケット:
オフィスや駅構内などの狭小スペース、小商圏のこと。
本件に関するお問い合わせ

株式会社光洋ショップ‐プラス業務課

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