2026-10-27 国立情報学研究所
国立情報学研究所(NII)は2026年10月27日、漫画画像と対応する日本語の演技音声データセット「MangaVox」の提供を開始した。本データセットは、産業技術総合研究所の研究者らが構築したもので、漫画作品データベース「Manga109」に収録された8作品を対象とする。プロまたはセミプロの演技者が、漫画のコマに登場するセリフに加え、吹き出し外のテキストや擬音語・擬態語などを読み上げた音声を収録している。音声データはNIIの情報学研究データリポジトリ(IDR)から提供され、漫画画像と音声の対応情報などは作成者のプロジェクトページで公開される。利用は研究目的に限られ、オンライン申請により無償で入手できる。漫画の視覚情報と自然な演技音声を組み合わせたデータは、漫画の自動読み上げ、キャラクターの感情や表現の認識、画像と音声を統合するマルチモーダルAI、音声合成などの研究に役立つことが期待される。日本語の漫画表現を扱うAIの学習・評価用資源としても意義がある。
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