国際核融合プロジェクトITERの重要工程における日本の役割を拡大 ~QSTの実績が認められ、初期組立へ追加の貢献~

2026-06-11 量子科学技術研究開発機構

量子科学技術研究開発機構(QST)は、国際熱核融合実験炉ITERの重要工程であるブランケット初期組立に向け、仮設プラグ用溶接・切断ツールの開発・調達を担当する新たな有償タスク取決めをITER機構と締結した。ITERでは研究運転期間中、ブランケット冷却配管の一部を仮設プラグで封止して真空容器内の気密性を維持する必要があり、その設置・除去に用いる専用ツールが新たに必要となった。QSTはこれまで、ブランケット遠隔保守システムの開発を通じて、狭隘な配管内部からの溶接・切断技術や、切粉を発生させずに作業する高精度技術、大型ボルト締結技術などを確立してきた。これらの実績が評価され、ITER機構から短期間・低コストでの開発が可能と判断された。QSTは2028年までにツールをITERサイトへ納入する予定であり、本プロジェクトへの日本の貢献はさらに拡大する。得られる技術は将来の核融合炉建設や炉内機器の遠隔保守・交換技術にも応用可能であり、日本の核融合技術基盤強化につながると期待される。

国際核融合プロジェクトITERの重要工程における日本の役割を拡大 ~QSTの実績が認められ、初期組立へ追加の貢献~
図1.仮設プラグ溶接ツール

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