2019/01/08 農林水産省
岐阜県は、関市のいのしし飼養施設で発生した豚コレラに関し、本日24時(1月9日(水曜日)午前0時)をもって、発生施設の半径3km以内で設定している移動制限区域を解除します。
なお、本件は岐阜県においてもプレスリリースを行っております。
1.経緯及び今後の予定
- (1)12月10日、岐阜県は、岐阜県関市のいのしし飼養施設において豚コレラが発生したことを受け、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限区域(発生施設の半径3km以内の区域。対象農場0戸)及び搬出制限区域(発生施設の半径3kmから10kmまでの区域。対象農場4戸)を設定しました。
- (2)12月11日までに、当該施設で飼養されているいのししの殺処分及びその死体の埋却、汚染物品の処理及び畜舎の消毒等を完了し、当該施設における防疫措置を完了しました。
- (3)岐阜県は、特定家畜伝染病防疫指針に基づき、発生施設の防疫措置が完了した12月11日から28日が経過することから、本日24時(1月9日(水曜日)午前0時)をもって、発生施設の半径3km以内で設定している移動制限区域を解除します。
(同施設で設定されていた搬出制限区域については、平成30年12月28日24時(12月29日午前0時)に解除されています。また、岐阜県で豚コレラの発生が確認された可児市の岐阜県農業大学校(5例目)においては引き続き、移動制限区域が設定され、関市の養豚農場(6例目)においては引き続き、搬出制限区域及び移動制限区域が設定されています。)
2.その他
- (1)豚コレラは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。食品安全委員会の見解によれば、仮に豚コレラにかかった豚やいのししの肉等を食べても人体に影響はないとされており、正確な情報に基づいて冷静に対応していただくようお願いいたします。
(参考)食品安全委員会ホームページ
(外部リンク)CSF(豚熱)について | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する食品安全委員会は、国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下、食品を摂取することによる健康への悪影響について、科学的知見に基づき客観的かつ中立公正に評価を行う機関です。 - (2)現場での取材は、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。 今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。
3.参考
平成30年12月10日付けプレスリリース「岐阜県における豚コレラの疑似患畜の確認(4例目・飼養いのしし)について」
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/181210.html
平成30年12月28日付けプレスリリース「岐阜県で発生した豚コレラ(4例目・飼養いのしし)に係る搬出制限区域の解除について」
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/181228_13.html
お問合せ先
消費・安全局動物衛生課
担当者:山野、山木