2018/10/30 宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)(※1)から受信したテレメトリにより、衛星の運用に必須である太陽電池パドルの電力発生や地上との通信、及びこれらの維持に必要な姿勢制御が正常であることを確認しました。また、予定していた機器の立上げを含めた一連の作業が完了し、軌道上で衛星を維持できる状態が確立されたことから、クリティカル運用(※2)を終了します。
今後、初期機能確認運用期間(※3)へ移行し、約2.5か月間をかけ衛星搭載機器の機能確認等を実施する予定です。
※1:「いぶき2号」
環境省、国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)及びJAXAの3機関による共同開発衛星。
※2:クリティカル運用
ロケットからの衛星分離後の太陽電池パドル展開、定常状態で使用する機器の立上げを実施した後、姿勢制御系を定常運用で使用する制御モードに移行するまでの運用。
※3:初期機能確認運用期間
衛星全体及び観測センサ等の搭載機器の機能確認を実施する期間。