森林総合研究所

1101大気管理

霞ヶ浦流域の大気中アンモニア濃度が冬季に高い傾向を解明~富栄養化対策に継続的観測を~

2020-09-18 京都大学  福島慶太郎 生態学研究センター研究員、久保田智大 茨城大学修士課程学生(研究当時)、堅田元喜 同講師(研究当時)、国立環境研究所、気象研究所、森林総合研究所らの研究グループは、茨城県の霞ケ浦流域における調査...
1301林業

無花粉スギの原因遺伝子(MALE STELARITY 1)を同定

MALE STELARITY 1を持つスギをDNA分析で迅速・正確に識別する手法を開発 2020-03-30 新潟大学,森林総合研究所,東京大学,基礎生物学研究所 スギ花粉症は、我が国の大きな社会問題の一つになっています。新潟大学農学部の森...
1301林業

無花粉遺伝子をヘテロで保有する精英樹系統のリソースを構築

無花粉スギ「爽春」の無花粉遺伝子を高い精度で検出できる DNA マーカーを用いて、林業用の種苗生産に用いられるスギ精英樹 3,312 系統を含む全国の 4,241 個体を対象として、無花粉ヘテロ個体21 系統の存在が明らかになった。
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1301林業

木のぬくもりあふれる寝室で良い眠りを~木材・木質の内装や家具が多い寝室では不眠症の疑いが少ない~

日常の睡眠や住環境に関する調査を実施した。寝室に木材・木質の内装や家具、建具が多いと回答した人は不眠症の疑いが少なく、寝室で精神的なやすらぎを感じる割合が高いことが明らかになった。
1304森林環境

生物多様性保全と温暖化対策は両立できることが判明

パリ協定が目指す長期気候目標(2℃目標)達成のための温暖化対策が、森林生態系を含む世界の生物多様性に与える影響を評価し、2℃目標の達成により、生物多様性の損失が抑えられることを予測した。
1703地質

地球温暖化でシベリア永久凍土が大規模に融解した証拠を発見

シベリア永久凍土連続地帯に位置するモンゴル北西部の湖沼堆積物の研究を行い、約13,700年前と約11,000年前の二つの時期にシベリア永久凍土が大規模融解したことを世界で初めて明らかにした。
1903自然環境保全

外来哺乳類を駆除して、鳥の数を増やす~世界自然遺産小笠原諸島の自然再生事業の成功と課題~

小笠原諸島聟島(むこじま)列島の国有林等における外来種ノヤギの駆除によりクロアシアホウドリ、オナガミズナギドリ、カツオドリの個体数が急速に回復することを明らかにした。ノヤギ駆除が海鳥の個体数回復に奏功した例は世界で初めて。
1300森林一般

樹木の乾燥ストレス反応の種間差を引き起こすメカニズムを解明

葉内のタンパク質の生理機能に着目し、乾燥ストレスによる気孔閉鎖のメカニズムについて調べた結果、細胞膜の水透過性を制御する膜タンパク質であるアクアポリンが、葉内部の水移動抵抗の変化を通じ、気孔の開閉を制御していることが明らかになった。
1900環境一般

森林の国・日本で草地は10万年以上維持されてきた

日本では最近100年間で草地が90%以上消失した結果、多くの草地性生物が絶滅の危機に直面。全国的な遺伝子解析の結果、日本人になじみの深い草地性植物4種は過去10万年間にわたって国内で個体数を安定的に維持してきたことが示された。
1303林産

シイタケ害虫の新たな天敵を発見~菌床シイタケを脅かすキノコバエをハチが退治する~

菌床シイタケの害虫であるナガマドキノコバエ類の天敵となる寄生バチを発見し、この寄生バチがキノコバエの増殖を抑制する高い効果をもつことを実験的に証明した。
1304森林環境

日本の常緑広葉樹は最終氷期をどこで生き延びたのか

日本の常緑広葉樹林の主要な樹木であるスダジイが、約2万1千年前の最終氷期最寒冷期に、暖かい南西諸島や九州南部だけでなく、比較的寒い日本海および東日本の太平洋沿岸でも生き延びた可能性が高いことを遺伝的多様性の解析結果から示した。
1304森林環境

マダニの新たな天敵を発見

森のネズミと暮らすカニムシはマダニを捕食する 2018/06/05 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ポイント 野生動物由来の感染症の拡大が懸念される中、これらの感染症を低減するための適切な生態系管理手法の開発に取り組ん...
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