2026-10-21 カリフォルニア大学バークレー校(UCB)
米国のカリフォルニア大学バークレー校の研究者は、潮流の運動エネルギーを利用して発電する「水中凧(Underwater Kite)」の研究を進めている。水中凧は係留索でつながれ、潮流の中を8の字状に飛行することで、索を周期的に引っ張り、その力を電力に変換する仕組みである。大型の水中風車と比べて小型・可搬型にできる可能性があり、太陽光や風力の利用が難しい地域での再生可能エネルギー源として期待される。特に、潮の満ち引きは事前に予測できるため、離島や遠隔地の沿岸地域、船舶の蓄電池への給電などへの応用が考えられる。研究チームは、発電量を最大化する飛行制御技術の開発にも取り組んでおり、内蔵センサーで位置や動きを把握し、潮流や海岸地形に応じて飛行経路を自動調整することを目指している。一方、漁業など既存の海域利用との共存も重要な課題であり、発電効率と実用性を高めながら、社会実装に向けた研究が進められている。

An underwater kite gliding in the open ocean. (Illustration by Adam Lau/UC Berkeley Engineering)
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