能登半島東方沖の海底で大規模な斜面崩壊の痕跡を確認

ad

2024-02-22 海上保安庁

海上保安庁では、2 月 2 日から 8 日にかけて能登半島東方沖の海底地形調査を実施しました。今回取得した海底地形と過去の海底地形を比較した結果、能登半島東方沖の海底谷の斜面が大規模に崩壊していることが分かりました。

海上保安庁では、2 月 2 日から 8 日にかけて能登半島東方沖における地形変化の有無を確認するため、測量船「拓洋」による海底地形調査を実施しました(図 1)。

今回取得した水深データと令和 5 年(2023 年)5 月に取得した水深データを比較した結果、能登半島の東方約 30km にある海底谷の斜面が複数の箇所で崩壊していることが明らかになりました(図 1)。その内、最も大きく崩壊した箇所では長さ約 1.6km、幅約 1.1km 崩れ、最大で約 50m 深くなっていました(図 2・3)。

今回確認された海底谷斜面の崩壊は、前回調査(2023 年 5 月 6 日~8 日)以降に発生しており、令和 6 年能登半島地震で生じたものと考えられます。

本調査結果は今後、地震調査委員会に報告する予定です。

詳しい資料は≫

ad

1702地球物理及び地球化学
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました