地図の北と方位磁石が指す北の”今”のズレがわかる!~地磁気”予測値”計算サイトを公開~

ad

2020-04-06 国土地理院

日本全国における現在および今後推定される地磁気値(偏角、伏角、全磁力等)を、地磁気の”予測値”として簡単に計算できる「地磁気予測値計算サイト」を公開しました。

地磁気予測値計算サイトの概要

 日本国内で方位磁石(コンパス)は概ね北を指しますが、地図の北から西に少しズレています。そのズレの量(偏角)は札幌で約9度、那覇で約5度と場所によって異なり、さらに時間とともに変化しています。

 国土地理院では、全国の地磁気値の分布を表した「磁気図」を5年ごとに公表しています。 現在公表中の磁気図は「磁気図2015.0年値」(2016年12月公表)で、2015年1月1日における地磁気値の分布を表した図です。また、磁気図で表している地磁気値を、全国どの地点でも計算できるよう、磁気図と同時に「地磁気値計算サイト」を公開してきました。

 「地磁気値計算サイト」では2015年1月1日時点の地磁気値しか計算できませんでしたが、「地磁気予測値計算サイト」では、磁気図2015.0年値の公表以降の地磁気観測データを使用し、現在および今後推定される地磁気値を「予測値」として計算できます。

◇「地磁気予測値計算サイト」

地磁気値を求める

予測計算のイメージ図

地磁気予測値計算サイトの機能
  • 地図から任意の地点を選択し、求めたい日※)を計算日の欄に入力することで、地磁気値(予測値)を計算できます。
  • 本計算サイトでは、複数点を一括で計算処理することも可能です。
  • 日々刻々と変化する地磁気に対応するため、本計算サイトは毎年更新(公開)を予定します。

※)予測値の精度を確保するため、計算が可能な期間は2年を目処としています。(本公開では、公開日~2021.12.31)

注意事項

本計算サイトで得られる地磁気値は「予測値」となります。地磁気の変化する傾向によっては、実測値と乖離する場合があります。

ad

1603情報システム・データ工学1702地球物理及び地球化学
ad
ad
Follow
ad
テック・アイ技術情報研究所
タイトルとURLをコピーしました