2021-10

1505金融工学

組合せ最適化処理に適したCMOSアニーリングを高速の金融商品取引に適用するための技術を開発

組合せ最適化問題の処理に適したCMOSアニーリングを、高速の金融商品取引に適用するための技術を開発しました。平均回帰性を有する金融商品ポートフォリオ(資産の組み合わせ)の構築をQUBO形式の組合せ最適化問題として表現する技術と、CMOSアニーリングと連携した取引シミュレーション技術の主に2つの要素から構成されます。取引シミュレーションを実施し、リアルタイム処理におけるCMOSアニーリングの有用性を確認できました。
0404情報通信

世界で初めて光集積回路化により小型化した量子暗号通信システムの開発・実証に成功

量子暗号通信システムの主要構成機能である、量子暗号鍵の「送信」、「受信」とそのための「乱数発生」について、従来の光学部品による実装に替えて光集積回路化した「量子送信チップ」、「量子受信チップ」、「量子乱数発生チップ」を開発し、これらを実装した世界初の「チップベース量子暗号通信システム」の実証に成功しました。
0403電子応用

ポリマー半導体の高性能化に向けた新たな分子デザイン手法を開発

ポリマー半導体の化学構造を少し組み替えるだけで、電荷となるπ電子が主鎖に沿って高度に非局在化し、半導体性能の一つである電荷移動度が20倍以上向上することを発見しました。
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0500化学一般

マイクロ波と光のアンサンブル ~マイクロ波・光協働化学とカーボンニュートラルへ期待~

光とマイクロ波の協働的な触媒的化学合成反応系の開発に成功しました。有機分子であるフェニルアセチレンを光触媒とするジメチルスルホキシドの酸素酸化系を構築し、ここにマイクロ波を照射することで、有機分子におけるマイクロ波効果の観測に成功しました。
1700応用理学一般

鉄系高温超伝導体で世界最高の超伝導電流を実現 ~強磁場発生用磁石応用へ前進~

鉄系高温超伝導体のうち、最も実用化が期待されている物質である(Ba,K)Fe2As2で、数テスラという比較的大きな磁場中において世界最高レベルの超伝導電流を流すことに成功しました。
1202農芸化学

雪の下で作物を腐らせる「雪腐病ゆきぐされびょう」の謎に迫る。実験植物を使って雪腐病菌への強さを調べられる実験系を開発

雪腐病は、麦類や牧草を枯らす重要病害です。実験植物であるシロイヌナズナに感染する雪腐病菌を初めて特定し、シロイヌナズナを用いて雪腐病菌に対する植物の抵抗性を評価する実験系を開発しました。
1500経営工学一般

家族形態の起源と社会構造の多様性。進化シミュレーションが解き明かす環境要因、家族形態、社会構造の関係

計算機上に農村社会のモデルを構築し、環境条件に応じて多様な家族形態が生起すること、そして家族形態に応じて社会内の所得分布の特徴が変わることを理論的に示した。
1701物理及び化学

電子が動くことのできない磁性絶縁体における マグノンの表面状態と新規輸送現象を理論的に解明

マグノンの波動関数の非自明なトポロジーに由来して、質量をもたないディラック粒子のような分散を持つマグノンが表面に現れる磁性体模型を理論的に提案し、ファンデルワールス磁性体CrI3で実現することを指摘しました。スピンに関する磁気的な対称性だけでなく、結晶の空間的な対称性も組み合わせた対称性により、このトポロジカルマグノン結晶絶縁体が自然に実現します。
0504高分子製品

環境低負荷な精密高分子合成に成功~無溶媒で進行する自己触媒的な超分子重合~

「フタロニトリル」分子を原料とし、「フタロシアニン」の超分子ポリマーを無溶媒という環境負荷の少ない条件下で合成することに成功しました。
0303宇宙環境利用

福徳岡ノ場で確認された新島の大きさについて(令和3年10月20日時点)

8月13日からの福徳岡ノ場での火山活動により新島が生じたことが確認されています。米国航空宇宙局(NASA)/米国地質調査所(USGS)の地球観測衛星Landsat-8が10月20日10時00分(日本時間)に観測した衛星画像を解析し、新島の形状、大きさ等を明らかにしました。10月4日時点のLandsat-8画像と比較し、東側の陸部は見られませんでした。西側の島は形が変わったものの、面積に大きな変化はありません。西側の島の大きさは外周約1.2km、面積約0.1km2です。
0400電気電子一般

Arm® Cortex®-M4搭載マイコン「TXZ+TMファミリー アドバンスクラス」の新製品量産開始について

40nmプロセスを採用したArm® Cortex®-M4搭載(FPU機能付き)、新32ビットマイコン製品群「TXZ+ TMファミリー アドバンスクラス」として、「M4Nグループ」マイコン20製品の量産を開始しました。
0200船舶・海洋一般

世界初の洋上用CO2回収装置検証プロジェクトで排ガスからのCO2分離・回収に成功

洋上用CO2回収装置の検証プロジェクト“CC-Ocean(Carbon Capture on the Ocean project)”において、実船搭載したCO2回収小型デモプラントにて船舶エンジンより排出される排ガスからCO2を分離・回収した結果、回収CO2純度が99.9%以上と計画通りの性能を達成しました。
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